【病気があっても入れる?】老人ホームの入居条件と対応可能な疾患一覧|医療ケアが必要な方の施設選び

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「持病の治療を続けているけれど、老人ホームに入れるだろうか」「インスリン注射や透析など、日常的な医療ケアが必要だけど、対応してくれる施設はあるの?」ご自身やご家族に病気や必要な医療ケアがあると、老人ホーム探しは不安でいっぱいになるものです。「断られてしまうのではないか」と、相談すること自体をためらってしまう方も少なくありません。結論からお伝えすると、多くの老人ホームでは病気や医療ケアが必要な方を受け入れています。ただし、対応できる範囲は施設の看護・介護体制によって大きく異なるため、ご自身の病状や必要なケアと、施設の体制を正確に照らし合わせることが何よりも重要です。この記事では、老人ホームの基本的な入居条件から、受け入れ可否の判断基準となる「医療依存度」、疾患・症状ごとの対応目安、そして医療ケアが充実した施設の種類と選び方のポイントまで、網羅的に解説します。病気や医療ケアを理由に施設探しを諦める前に、ぜひご一読ください。

まずは基本から|老人ホームの一般的な入居条件

病気や医療ケアの話に入る前に、まずは多くの老人ホームで共通する基本的な入居条件について確認しましょう。

年齢条件

多くの施設では、入居対象年齢を「原則65歳以上」(または60歳以上)としています。これは介護保険制度の被保険者年齢に基づいていますが、施設の種類(公的か民間か)や、特定疾病の有無によっても対象となる場合があります。

要介護度

「自立(介護不要)」「要支援1~2」「要介護1~5」といった、心身の状態を示す区分です。施設の種類によって「自立の方のみ」「要介護1以上の方」など、対象とする要介護度が定められています。

身元保証人の有無

多くの施設で、身元保証人または身元引受人が必要となります。月額利用料の連帯保証や、入院時・緊急時の連絡、退去時の身柄の引き受けなどの役割を担います。

収入・資産状況

入居一時金や月額利用料を継続的に支払えるかどうかが問われます。支払い能力に関する審査が行われるのが一般的です。

【重要】病気や医療ケアの受け入れ可否を決める「医療依存度」とは

上記の基本条件を満たした上で、病気のある方の入居可否を判断する重要な指標が「医療依存度」です。

医療依存度とは、簡単に言えば「その方が生命を維持するために、どの程度の医療的な管理やケアを必要とするかの度合い」を指します。施設側は、ご本人の医療依存度と、施設の看護・介護スタッフの体制や設備を照らし合わせ、安全にケアを提供できるかを判断します。

施設が判断する医療依存度のポイント

施設が見る医療依存度のポイントは、主に以下の3つです。

日常的に必要な医療行為(インスリン注射・透析・胃ろうなど)

看護師による処置が必要な医療行為があるかどうか、またその頻度や内容が重視されます。例えば、インスリン注射、血糖測定、人工透析、胃ろうや経管栄養、褥瘡(じょくそう)の処置などが挙げられます。

常時監視が必要な医療機器の利用

在宅酸素療法、人工呼吸器、持続点滴など、常時監視や管理が必要な医療機器を使用している場合は、医療依存度が高いと判断されます。特に夜間の急変リスクに対応できる看護体制が求められます。

認知症の症状(BPSD)の程度

認知症に伴って現れる暴力・暴言、徘徊、介護拒否といった行動・心理症状(BPSD)も判断のポイントです。他の入居者様の安全や生活に影響を及ぼす可能性がある場合、専門的な対応が可能な施設でなければ受け入れは難しくなります。

【疾患・症状別】老人ホームでの対応可否の目安

ここでは、具体的な疾患や症状ごとに、老人ホームでの対応可否の一般的な目安をご紹介します。ただし、最終的な判断は個々の施設の体制やご本人の状態によるため、あくまで参考としてご覧ください。

疾患・症状 主な医療ケア 対応の目安・ポイント
認知症 BPSD(行動・心理症状)への対応、服薬管理 多くの施設で対応可能です。BPSDの症状が重い場合は、認知症ケア専門のグループホームや、手厚い人員配置の施設が適しています。
糖尿病 インスリン注射、血糖測定 看護師が常駐している施設であれば対応可能な場合が多いです。ご自身で注射が可能か、食事制限への個別対応も確認が必要です。
脳卒中後の麻痺 リハビリテーション、体位交換 理学療法士などのリハビリ専門職がいる介護老人保健施設や、リハビリに力を入れている介護付き有料老人ホームが適しています。
腎不全(人工透析) 定期的な通院 施設内で透析は行いません。透析クリニックへの定期的な通院・送迎に対応してくれるかどうかが最大のポイントになります。
がん(ターミナル・緩和ケア) 疼痛コントロール、看取り 看取りまで対応する方針の施設や、緩和ケアに理解のある施設を選びます。24時間看護師が常駐していることが望ましいです。
ALSなどの特定疾病 医療機器管理、個別のケアプラン 難病受け入れの実績があるか、必要な医療機器に対応できるかが鍵となります。個別の詳細な相談が必須です。
胃ろう・経管栄養 経管栄養の注入、口腔ケア 24時間看護師が常駐している施設での対応が基本となります。対応可能な施設は限られるため、事前の確認が重要です。
痰吸引・気管切開 定期的な痰吸引、カニューレ管理 高度な医療ケアであり、24時間看護師常宿が必須条件です。受け入れ可能な施設は限定的であるのが現状です。

医療ケアが充実している施設の種類と特徴

医療ケアの必要度に応じて、選ぶべき施設の種類も変わってきます。それぞれの特徴を理解し、比較検討しましょう。

介護付き有料老人ホーム:24時間体制の介護と看護師によるケア

介護・看護スタッフが24時間常駐している施設も多く、医療依存度の高い方にとって最も選択肢となりやすい施設です。インスリン注射や胃ろう、看取りまで幅広く対応している場合があります。ただし、施設によって看護体制は異なるため、事前の確認は必須です。

介護老人保健施設(老健):在宅復帰を目指すリハビリが中心

病院と自宅の中間施設と位置づけられ、医師が常勤しています。理学療法士などのリハビリ専門職も配置され医療体制は充実していますが、あくまで在宅復帰が目的のため、原則として長期的な入居はできません。

特別養護老人ホーム(特養):看取りまで対応可能な公的施設

原則として要介護3以上の方が入居対象となる公的な施設です。「終の棲家」としての役割も担い、看取りに対応する施設が増えています。ただし、看護師の配置は日中のみの場合も多く、常時医療ケアが必要な方の受け入れは難しい傾向にあります。

住宅型有料老人ホーム・サ高住:外部サービス利用で柔軟に対応

基本的には自立から軽度の要介護状態の方が対象ですが、近年は訪問看護ステーションを併設・連携している施設も増えています。訪問看護などの外部介護サービスを組み合わせることで、医療ケアに対応できる場合がありますが、医療依存度が高いケースは難しいのが一般的です。

病気のある方が老人ホームを選ぶ際の3つのチェックポイント

希望する施設が見つかったら、必ず以下の3つのポイントを具体的に確認しましょう。ミスマッチを防ぐための重要なステップです。

ポイント1:看護師の常駐時間と人数

「看護師常駐」と書かれていても、それが「24時間常駐」なのか「日中のみ配置」なのかで対応できることは全く異なります。夜間に医療処置が必要な場合は、24時間常駐が必須です。また、入居者様の人数に対して十分な人数の看護師が配置されているかも確認しましょう。

ポイント2:協力医療機関との連携体制と診療科目

施設には協力医療機関が定められていますが、その病院の診療科目がご自身の病気に合っているかを確認します。また、緊急時にどのように連携して対応してくれるのか、夜間や休日の往診は可能かなど、具体的な連携体制を詳しく聞いておくと安心です。

ポイント3:急変時や看取りの対応方針

どこまでの状態なら施設で対応し、どのような状態になったら入院となるのか、急変時の対応方針は必ず確認しましょう。また、終末期(ターミナルケア)を施設で迎えたい場合は、看取りに関する施設の方針や過去の実績、ご家族が付き添える環境かなども聞いておくことが大切です。

まとめ:病状に合った施設選びが安心の鍵

病気や医療ケアが必要だからといって、老人ホームへの入居を諦める必要はありません。大切なのは、病名だけで判断するのではなく、「どのような医療ケアが、どのくらいの頻度で必要なのか」を正確に把握し、それに対応できる体制を持つ施設を粘り強く探すことです。

入居後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、ご自身の状態を正直に施設に伝え、受け入れ体制を慎重に確認するプロセスが不可欠です。

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監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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