【相談事例】週1の輸血が必要、ケアマネとの連携で緊急入居を解決:奈良エリア O相談員 vol.8

週1回の輸血が必要な難病を抱えた方が、熱中症で体調を崩してしまったため、緊急に施設を探したいというご依頼でした。食事もままならず衰弱が進んでおり、遠方のご家族様だけでは対応が難しい状況でした。相談員は、緊急性・高い医療ニーズ・料金的なご要望を全て満たす施設を迅速に選定。新規オープン施設という入居までの課題を、ケアマネジャー様と連携してショートステイで繋ぎ、わずか3週間で入居を実現しました。入居後は体調が劇的に回復し、輸血のための通院も自力でこなせるほどに元気になられた、難易度の高い緊急入居をサポートした事例の紹介です。
ご相談の背景
ご入居者 |
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ご相談者 |
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相談時の状況 |
お盆の時期にケアマネジャー様から「急ぎで施設を探してほしい」とご依頼をいただきました。80歳代の女性は、以前から骨髄異形成症候群という難病を抱え、週に1回、定期的な輸血が必要な状態でした。今まではお一人で生活されていたのですが、夏の暑さで体調を崩され、食事が喉を通らなくなり、病院に救急搬送。点滴治療後、ご自宅に戻られたものの衰弱が激しく、このまま独居を続けるのは非常に危険だというご家族会議の結果、緊急で施設探しをすることになったとのことでした。 |
ご要望・条件 |
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緊急性を考慮し、わずか3週間で入居が決定!
緊急の入居依頼に対する迅速な対応と専門的な提案
ご相談はお盆の時期で「とにかく今すぐ来てほしい」という強いご要望をいただきました。ご本人様のお身体の状況と、ご家族様の不安な気持ちを察し、その日のうちに奈良のご自宅を訪問しました。ご入居予定のお母様は、フラフラしながらも食卓には座ってくださいましたが、食事はスイカしか食べられないという状況で、一刻を争う事態だと強く感じました。
面談では、遠方から来られた息子さんから「とにかく施設の提案を早くしてほしい」と前のめりなご依頼を受けました。しかし、お持ちのご病気(骨髄異形成症候群)は、受け入れ可能な施設が限られるため、その場での即答は難しいことを正直にお伝えしました。
お身体の状態、緊急性、ご予算、週1回の輸血の為の通院、そしてご家族様のご要望を踏まえ、私が責任をもって施設を見つけ出すことをお約束し、翌日の提案に向けてすぐに施設情報の収集を開始しました。ケアマネジャー様からも「全面的にお任せします!」とのお言葉をいただき、施設選定を急ぎました。
オープンまでの空白期間をショートステイで乗り切る
ご要望を総合的に満たす施設として、医療対応が可能な施設を一つと、翌月にオープン予定の施設の2つに絞り込み、翌日に息子さんと見学へ行きました。ご家族様は、新しく綺麗なうえにリハビリの体制の整っている新規施設を大変気に入られ、こちらへの入居を強く希望されました。しかし、問題はオープン日までの約2週間の空白期間でした。ご家族様も遠方にお住まいで、ずっとご自宅で付き添うことはできません。
そこで、私はすぐにケアマネジャー様にご相談し、オープンまでの間のショートステイの手配をお願いしました。ケアマネジャー様も「施設探しで無理を言っている分、ショートステイはこちらで何とかしますね」と尽力してくださり、なんと相談からわずか2日後から対応できるショートステイを手配してくださいました。これで安全な場所で体調を維持しながら、入居の準備を進めることが可能になりました。
体調が回復し、週1回の輸血にも自分で通院!
総合病院と連携し、入居日を前倒しで実現
ショートステイの手配はできたものの、ご病気の特性上、ご本人様との面談と病院からの診療情報提供書が必須でした。しかし、お母様が通院されているのが総合医療センターだったため、診療情報の発行に時間がかかる可能性が高い、という別の問題が発生しました。ご家族様には、次回の輸血での通院時に、病院の先生へ施設の受け入れに必要なため、至急発行していただくようにお願いしていただきました。
その結果、なんと輸血の当日に診療情報提供書を発行してもらうことができました。これをすぐに施設に持ち込み、8月終わりには面談を設定。トントン拍子で話が進み、オープンの数日後、問い合わせから3週間という短い機関でのご入居を実現することができました。オープン直後の入居はバタバタしがちですが、ご家族様とケアマネジャー様、そして施設との連携により、迅速に環境を整えることができました。
独居時代の活力を取り戻し、通院も自立で行けるまでに
ご入居後、ご本人様のお身体の状態は劇的に回復されました。食事もしっかりと摂れるようになり、独居時代の元気な頃の活力を取り戻されたのです。ご家族様との間で、輸血のための週1回の通院は、当初は施設職員の付き添いや介護タクシーを利用する取り決めで進めていました。しかし、あまりに元気になられたため、今ではご自分で通常のタクシーを利用して通院されているとのことです。ご家族様は少し心配はされていますが、「元気になったからこそ」と、この変化を喜んでいらっしゃいます。緊急性の高い状況から、わずか3週間で最良の環境を見つけ、ご本人様の体調まで改善されたことは、私たち相談員にとっても大変嬉しい結果となりました。
「笑がおで介護紹介センター」がお手伝いできること
高度な医療ニーズに対応できる施設の提案力
今回の事例では、骨髄異形成症候群といった専門的な医療処置を必要とする病気への対応が必須でした。介護度の低い方であっても、医療ニーズがある場合、受け入れ施設は大幅に減ってしまいます。私たちは、単に空きがある施設を探すだけでなく、医療的な知識に基づき、施設側が対応可能かどうかを事前に確認し、ご要望に合う施設のみをご提案できます。
新規オープン施設と連携した入居スケジュールの調整
ご家族様が希望された施設は、入居相談の時点ではまだオープン前の新設施設でした。オープン間もない時期は、入居の調整が難しいことが多いのですが、私たちは施設との連携により、可能な限り早期での入居を実現します。ご不安な空白期間も、ケアマネジャー様との協働により、最善の選択肢をご提案します。。
担当相談員 Oより、施設探しでお悩みのあなたに
今回は難病を抱え、緊急性の高い早期入居を希望されるご家族様をサポートさせていただきました。特に「医療ニーズ」と「緊急性」という2つの難しい課題が重なっており、ご家族様の不安は計り知れないものでした。
私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。今回の事例のように、私たちがお客様の抱える複雑なニーズを深く理解し、医療と生活の楽しみを両立できる最適な施設を、徹底した情報収集ときめ細やかな調整力でご提案します。
ホームページには載っていない「生の情報」や長年の経験から培った交渉力、柔軟な発想であなたのお悩みに寄り添います。
「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。
この相談事例の担当相談員

笑がおで介護紹介センター/奈良エリア担当
相談員O(オー)
今回の事例のように、緊急性が高く医療的な専門知識が求められる施設探しは、ぜひお任せください。ご本人様とご家族様の不安に寄り添い、最適な施設を迅速にご提案いたします。豊富な経験とフットワークの軽さを活かし、皆様の「困った」を「良かった」に変えるお手伝いをさせていただきます。
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