老人ホームの理美容(カット・訪問美容)はどう受ける?頻度・費用・頼み方

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老人ホームの理美容(カット・訪問美容)はどう受ける?頻度・費用・頼み方

老人ホームに入居した親御さんの髪が伸びてきて「どうやって切ってもらえばいいのだろう」と気になっていませんか?施設での理美容サービスは、多くの方にとってなじみが薄く、費用や仕組みがわかりにくいものです。

この記事では、老人ホームの理美容サービスの仕組みから費用相場、利用頻度の目安、施設への頼み方までをわかりやすく解説します。メリット・デメリットや不満があるときの対処法も紹介しています。

読み終えるころには、親御さんに最適な理美容の選択肢を理解し、安心してサービスを利用できるようになるでしょう。

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老人ホームの理美容サービスの仕組み

老人ホームでは、施設が契約した理美容師が定期的に訪問してカットなどの施術を提供しています。入居者は外出せずに施設内でプロの理美容サービスを受けられる仕組みです。

利用の流れや対応メニュー、訪問美容と訪問理容の違いなど、まず基本的な仕組みを押さえておきましょう。

施設が契約する理美容師による定期訪問サービス

多くの老人ホームでは、施設が理美容師や訪問理美容事業者と契約を結んでいます。契約先の理美容師が月1回などのペースで施設を訪れ、入居者にカットやシャンプーを提供するサービスです。

近年は、カットだけでなくカラーやパーマ、ネイルケアまで幅広いメニューに対応できる事業者を導入する施設も増えています。入居者やご家族が個別に理美容師を探す手間がかからないため、安心してサービスを利用できます。

施設の規模や方針によって契約先の事業者は異なりますが、入居時に理美容サービスの内容を案内してくれる施設がほとんどです。気になる点があれば、入居の際にスタッフへ質問しておきましょう。

施設を通じて訪問美容を依頼するときの流れ

訪問理美容の手配は、施設側が窓口となって進めるのが一般的です。法律上、訪問理美容は「施設からの求めに応じて」提供される特例措置として認められているため、施設を通じた依頼が基本となります。

そのため、ご家族が直接事業者に連絡するのではなく、施設のスタッフに希望を伝えて手配してもらう流れです。施設によっては入居者ごとにカルテを作成し、希望するヘアスタイルの情報を事前に集めてくれる場合もあります。

ご家族は、親御さんの好みやこだわりをスタッフに共有しておくと、理美容師への引き継ぎがスムーズに進みます。初回の利用前に希望を伝えておきましょう。

カット・シャンプー・カラーなど対応メニューの種類

訪問理美容で対応できるメニューは、ヘアカットやシャンプーだけではありません。カラーやパーマ、顔剃り・ブロー・ハンドマッサージ・ネイルケア・フェイシャルエステなど多岐にわたります。

実際の利用者調査では、利用経験のあるメニューはヘアカットが96.7%と最も多く、シャンプーが43.5%、髭剃り・うぶげ剃りが30.2%と続いています。カット以外のメニューを希望する方も一定数いるようです。

施設によって対応範囲は異なるため、希望するメニューがあれば事前にスタッフへ確認しておきましょう。対応できないメニューがある場合は、施設に相談のうえ許可が得られれば外部の訪問美容を利用できる場合もあります。

参考:訪問理美容サービスに関する利用実態調査2023|株式会社リクルート

訪問美容と訪問理容で対応できる施術範囲の違い

訪問美容と訪問理容では、提供できる施術の範囲が異なります。理容師は「カット」と「顔そり」に対応できますが、美容師は「カット」と「ブロー」が主な施術内容です。

顔そりは理容師のみが対応できる施術ですが、カラーやパーマは美容師・理容師のどちらでも対応可能です。施設が契約している事業者がどちらに該当するかによって、得意な施術やメニューの傾向が変わってきます。

希望する施術がある場合は、施設のスタッフに事前確認しておくとスムーズに依頼できます。美容師と理容師の両方と契約している施設もあるため、まずは相談してみましょう。

参考:理容・美容|厚生労働省

老人ホームの理美容にかかる費用相場

老人ホームで理美容サービスを利用する場合、月額利用料とは別に費用が発生します。カットの料金目安や追加メニューの相場、介護保険との関係を把握しておくと安心です。

自治体の助成金制度も含めて、費用に関するポイントを確認していきましょう。

施設内カット1回あたりの一般的な料金目安

老人ホームでのヘアカット1回あたりの料金は、2,000~3,500円程度が目安です。一般的な美容室と比べると、やや割安な価格設定になっています。

通所型介護施設などでの平均料金は、地域や事業者によって差があります。施設ごとに料金体系が違うため、入居時やサービス利用前に確認しておくと安心です。

カット料金には出張費が含まれている場合とそうでない場合があるため、追加料金の有無もあわせて施設に聞いておきましょう。料金の内訳を把握しておけば、毎月の予算を立てやすくなります。

パーマやカラーなど追加メニューの料金目安

カット以外の追加メニューを利用すると、料金は高くなります。通所型介護施設等での平均料金は、ヘアカラーが約4,609円、パーマが約5,813円です。

この金額は、一般の美容室と同程度かやや高めの設定になる場合もあります。カットと組み合わせると1回あたりの費用が大きくなるため、利用頻度と予算を事前に検討しておくとよいでしょう。

白髪染めを定期的に希望する場合は、月々の出費も踏まえて計画を立てましょう。事前に施設からメニュー表をもらえるか確認しておくのも有効な方法です。料金に不安がある場合は、利用前にスタッフへ見積もりを依頼しておくとよいでしょう。

参考:訪問理美容サービスに関する利用実態調査2023|株式会社リクルート

訪問理美容は介護保険の適用外で全額自己負担

訪問理美容サービスは、介護保険の適用対象ではありません。要介護認定の有無にかかわらず、利用料金は全額自己負担です。

支払い方法は、入居時に預けた「預かり金」から差し引かれるケースや、施設が立て替えて月額費用とあわせて請求されるケースがあります。利用するたびに現金で支払う施設は少なく、ほとんどの場合は施設側がまとめて精算してくれます。

支払い方法の詳細は、入居時の契約書類や重要事項説明書で確認しておきましょう。不明な点があれば、施設の事務担当者に聞いておくと安心です。

自治体が提供する理美容サービスの助成金制度

訪問理美容は介護保険の対象外ですが、自治体独自の助成制度を利用できる場合があります。大阪府泉大津市では、助成券を利用すると自己負担1回2,000円でカットを受けられ、年度最大4枚まで交付される仕組みです。

名古屋市や横浜市も、同様の制度が設けられています。ただし、助成制度の多くは在宅の高齢者を対象としており、施設入居者は対象外となる自治体もあるため、利用前にお住まいの自治体の窓口へ確認が必要です。

親御さんの住民票がある自治体のホームページや介護保険課の窓口で、理美容に関する助成制度の有無を調べてみましょう。

参考1:在宅高齢者を対象に訪問理美容サービス利用の助成を行います|泉大津市

参考2:在宅高齢者訪問理美容サービス事業|名古屋市

参考3:訪問理美容サービス事業|横浜市

理美容サービスを受ける頻度の目安

老人ホームでの理美容サービスは、どのくらいの頻度で利用すればよいのか迷う方もいるでしょう。一般的な頻度の目安や、体調にあわせた調整の考え方を知っておくと判断がしやすくなります。

ご本人の状態や見た目の変化を基準にした判断方法もあわせて確認していきましょう。

月1回から2か月に1回が一般的な頻度の目安

老人ホームでの理美容サービスは、月1回から2か月に1回のペースで利用するのが一般的です。施設が導入している訪問理美容も「2か月に1回(年6回)」を基準にしているケースが多いでしょう。

月1回の訪問美容を定期的に利用している施設では「月に一度の美容が楽しみになっている」とご家族の声も寄せられています。髪の伸び具合やご本人の希望にあわせて、無理のないペースで利用しましょう。

白髪染めやパーマを希望する場合は、施術の間隔も考慮して頻度を決めましょう。担当の理美容師に適切なタイミングを相談するのも有効な方法です。

季節や体調の変化に応じた頻度の調整ポイント

訪問理美容を利用する際は、当日のご本人の体調が最も優先されます。体調がすぐれないときは無理をせず、日程を変更する判断も必要です。

体調不良時は、キャンセル料なしで日程変更に応じてくれる事業者もあります。訪問理美容師はご家族や施設スタッフと事前に状態を共有し、配慮しながら施術を進める体制です。

また、夏場は汗をかきやすく髪が蒸れやすいため、通常より短い間隔でカットを検討してもよいでしょう。反対に、冬場は乾燥で頭皮が荒れやすい時期でもあります。季節ごとの変化にあわせて、施設スタッフと相談しながら頻度を調整していきましょう。

本人の見た目や清潔感を基準にした判断方法

決まったスケジュールだけでなく、ご本人の見た目や清潔感を基準に頻度を判断する方法も有効です。髪が伸びて乱れてきた、髭が目立つようになったなどの変化に気づいたタイミングで利用を検討しましょう。

高齢期に身だしなみへの意識が低くなると、うつ傾向やQOL(生活の質)の低下につながる可能性があるとされています。外見を整えるケアは、入居者の尊厳を守るうえでも意味のある取り組みです。

面会時に親御さんの様子を観察し、気になる変化があればスタッフに伝えておきましょう。ご家族の気づきが、適切なタイミングでの理美容につながります。

老人ホームで理美容を頼むときの流れ

実際に老人ホームで理美容サービスを利用するには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか?施設によって細かな対応は異なりますが、基本的な流れを把握しておけば安心です。

希望の伝え方から当日の施術まで、ステップごとに確認していきましょう。

施設の担当スタッフに希望する内容を伝える

理美容サービスを利用したいときは、まずケアマネジャーや施設の担当スタッフに希望を伝えます。カットだけでよいのか、カラーやパーマも希望するのかなど、具体的な内容を相談しましょう。

施設によっては、理美容師が入居者ごとのカルテを作成し、希望するヘアスタイルの情報を事前に集めてくれる場合があります。ご本人がうまく伝えられない場合は、ご家族がスタッフに要望を共有しておくと安心です。

髪型の写真やイラストを渡しておくと、理美容師にイメージが伝わりやすくなります。細かな希望ほど、事前の共有が仕上がりの満足度につながるでしょう。

メニューや日程を施設側と調整して予約する

希望を伝えたあとは、施設側がメニューや日程の調整を進めてくれます。施設が提携している理美容事業者のスケジュールと、ご本人の体調や予定をあわせて日程が決まる流れです。

プロの訪問美容事業者を導入している施設では、スケジュール調整がスムーズに進みやすくなります。ご家族は、施設から連絡があった日程を確認し、不都合があれば早めに伝えておくとよいでしょう。

面会の予定とあわせて施術日を調整すれば、仕上がりをその場で確認できます。立ち会いを希望する場合は、日程調整の段階でスタッフに相談しておきましょう。

当日は体調を確認したうえで施術を受ける

施術当日は、ご本人の体調確認が最優先です。訪問理美容師は、利用者の状態を考慮しながら丁寧に施術を進めてくれます。

必要に応じて、事前にご家族へ電話で状況を確認したり、介護スタッフと連携して安全体制を整えたりする場合もあります。体調にあわせて、施術の内容や時間の調整も可能です。

車いすのままカットできる環境を整えている施設も多いため、身体の状態に不安がある方でも安心です。施術中に体調が変化した場合は途中で中断してもらえるため、当日の様子を見ながら無理のない範囲で施術を受けましょう。

老人ホームで理美容を受けるメリット

老人ホームで訪問理美容を利用するメリットは、単に髪を整えるだけにとどまりません。衛生面の維持や心理的な効果、移動の負担軽減など、入居者の生活の質を高めるさまざまな利点があります。

ここでは、具体的なメリットを3つの視点から確認していきましょう。

定期的なカットで衛生的な状態を維持できる

訪問理美容を定期的に利用する大きなメリットは、衛生的な状態を保てる点です。寝たきりなどで入浴の頻度が減ると、髪が汚れやすくなる場合があります。

定期的にカットやシャンプーで髪を整えれば頭皮の清潔を維持でき、かゆみや湿疹といった肌トラブルの予防にもつながります。入浴が難しい時期でも、シャンプーだけ依頼できる場合もあるため、スタッフに相談してみましょう。

衛生面のケアはご本人の心身に良い影響をもたらすため、健康管理の一環としても取り入れる価値があります。ご家族にとっても、面会時に清潔に整えられた親御さんの姿を見ることで安心感につながるでしょう。

おしゃれを楽しみながら気持ちが前向きになれる

理美容サービスには、見た目を整えるだけでなく心理的な効果も期待できます。施術を受けたあとに「笑顔になる」「活力があふれた様子になる」「会話が活発になる」といったポジティブな変化が報告されています。

髪型が美しく整うと、鏡に映る自分の姿に自信を取り戻せるでしょう。おしゃれを楽しむ時間は、単調になりがちな日常生活に張りをもたらしてくれます。

また、理美容をきっかけに入居者同士で髪型を褒め合うなど、コミュニケーションが生まれる場面もあります。気持ちが前向きになれば、日々の生活全体にも良い影響が広がっていくでしょう。

移動の負担がなく体調にあわせて施術を受けられる

施設内で施術を受けられるため、外出が困難な方でもプロの技術を利用できます。美容室への移動にともなうご本人の身体的な負担や、付き添うご家族・職員の労力も軽減されるでしょう。

体調にあわせて施術の内容や時間を柔軟に調整してもらえる点も大きな利点です。車いすの方やベッドから起き上がれない方にも対応できる理美容師がいるため、身体の状態を理由にあきらめる必要はありません。

無理なく安心して利用できる環境が整っているため、体力に不安がある方でも気軽にサービスを受けられます。移動の心配がない分、ご家族が付き添うスケジュールの調整もしやすくなるでしょう。

老人ホームで理美容を受けるデメリット

老人ホームでの理美容サービスには多くのメリットがありますが、注意しておきたい点もあります。仕上がりや担当者の継続性、メニューの制限など、事前に把握しておくとトラブルを防げるでしょう。

ここでは、代表的な3つのデメリットを確認していきます。

希望どおりのヘアスタイルに仕上がりにくい

施設での訪問理美容では、希望するヘアスタイルに仕上がらない場合があります。以前は「早く、短く、洗いやすく」を重視した実用性を重視したカットが中心でした。

いわゆる「特養カット」と呼ばれるスタイルで、おしゃれを楽しみたい方にとっては不満が残るケースもあったようです。ただし、近年は入居者の希望に寄り添った施術を提供する事業者が増えています。

仕上がりに不満がある場合は、遠慮なく施設やスタッフに相談してみましょう。具体的な希望を写真などで伝えれば、対応できる理美容師を手配してもらえる可能性があります。

担当者が毎回変わり同じ人に切ってもらえない

施設が手配する理美容師の担当者が、毎回同じとは限りません。急な体調不良や退職などで担当者が変わり、新しい理美容師を探し直すケースもあります。

担当者が変わると、好みの髪型や施術時の注意点をあらためて伝え直す手間が発生します。慣れた理美容師でなければ、ご本人が緊張してしまう場合もあるでしょう。

ご家族が施設スタッフに希望を記録として残しておくよう依頼すると、担当者が変わってもスムーズに引き継ぎできます。施設でカルテを活用していれば、髪型の好みや施術時の注意点が次の担当者にもしっかり伝わるでしょう。

施設によってはメニューや時間が限られる

施設が契約している事業者によっては、対応メニューが限られる場合があります。パーマやカラーを希望しても対応してもらえないケースや、持ち込める道具や薬剤に制限があるケースも報告されています。

初回利用時はリスク回避のために、薬剤を使った施術を断られる場合もあるようです。1人あたりの施術時間が短く設定されている施設では、凝ったスタイルに対応しづらい面もあります。

希望するメニューがある場合は、事前にどこまで対応可能か施設側に確認しておきましょう。対応が難しい場合は、施設の許可を得たうえで外部の訪問美容を検討する方法もあります。

施設の理美容に不満があるときの対処法

施設の理美容サービスに不満を感じたとき、我慢する必要はありません。相談や工夫によって改善できるケースは多くあります。

ご家族として取れる3つの対処法を確認していきましょう。

希望するメニューや髪型をスタッフに相談する

仕上がりやメニューに不満がある場合は、まずケアマネジャーや施設スタッフに相談しましょう。ご家族の声は、施設がサービスを見直す際の参考にもなります。

施設側が対応の幅広い理美容事業者に切り替えた結果「白髪染めを頼みたい」「パーマをかけたい」と個別の要望に応えられるようになった事例もあります。遠慮せずに具体的な要望を伝えれば、ご本人の生活の質を高めるきっかけになるでしょう。

家族が施術に立ち会って希望を直接伝える

認知症などでご本人が希望をうまく伝えられない場合は、ご家族が施術に立ち会う方法が効果的です。訪問理美容師も、利用者やご家族の要望を聞きながらアドバイスをしつつ施術を進めてくれます。

立ち会いが難しい場合でも、事前にスタッフへ希望する髪型や注意点を伝えておくと安心です。写真やイラストを渡しておくと、理美容師がイメージを把握しやすくなるでしょう。

ご家族の協力があると、仕上がりへの満足度が高まります。定期的に面会の際に仕上がりを確認し、気になる点があればその都度スタッフを通じて伝えていきましょう。

施設の許可を得て外部の訪問美容を依頼する

施設が契約している事業者では対応が難しい場合、外部の訪問美容を利用する選択肢もあります。理美容師法では店舗以外での業務は原則禁止ですが「施設からの求めに応じて」提供する場合は特例として認められています。

そのため、ご家族が独自に外部の訪問美容を手配する際は、必ず施設側へ事前に相談し、許可を取っておきましょう。施設の協力が得られれば、ご本人の希望に合った理美容師を選べます。

外部の訪問美容には、メニューの幅が広く担当者を指名できるサービスもあります。施設と連携しながら、親御さんに合った方法を見つけていきましょう。

参考:理容・美容|厚生労働省

老人ホームの理美容でよくある質問

老人ホームの理美容について、ご家族からよく寄せられる疑問をまとめました。費用の負担方法や寝たきりの方への対応、入居前の確認方法など、気になるポイントを確認しておきましょう。

理美容の費用は施設の利用料に含まれている?

理美容の費用は、施設の月額利用料には含まれていません。カットやカラーなどの料金は、その都度別途実費で支払う仕組みです。

支払い方法は施設によって異なり、入居時に施設へ預けた「預かり金」から差し引かれる場合や、施設が一度立て替えてあとから月額費用とあわせて請求される場合があります。

理美容費が毎月どの程度かかるのかは、利用頻度やメニューによって変わります。施設の契約書類や重要事項説明書に記載されている場合もあるため、入居前後に目を通しておきましょう。

寝たきりでもカットやシャンプーは受けられる?

寝たきりの方でも、訪問理美容サービスを受けられます。骨折や認知症、障がいなどで外出が困難な方も訪問理美容の対象です。

ベッド上でのカットにも対応できますが、身体の状態によってはご家族や介護スタッフの補助が必要になる場合があります。訪問理美容師は高齢者への施術に慣れているため、身体への負担を最小限に抑えながら対応が可能です。

機械浴(ストレッチャー浴)の設備が整っている施設であれば、横になったままシャンプーを受けられます。ご本人の身体の状態にあわせて最適な施術方法を選べるため、まずはスタッフに相談しましょう。

入居前に施設の理美容サービスを確認できる?

入居前の施設見学の際に、理美容サービスの詳しい内容を確認できます。訪問理美容の有無や対応メニュー、費用、利用できる頻度などを見学時に質問しておくと安心です。

見学者が「白髪染めはお願いできますか」と質問したのがきっかけで、施設が新たに訪問美容サービスを導入した事例もあります。ご家族の声が、施設のサービス改善につながるケースは珍しくありません。

理美容サービスの充実度は、施設選びの判断材料にもなります。見学時には、対応メニューの幅や利用頻度、利用者の満足度についても積極的に質問しておくとよいでしょう。

理美容の環境が整った施設をお探しの方へ

『笑がおで介護紹介センター』では、理美容サービスの環境が整った施設もご紹介しています。以下は、施設内で理美容を受けやすい施設の一例です。

ベストライフ枚方(大阪府枚方市):施設内に理容室を完備した住宅型有料老人ホームです。全室個室でプライバシーが保たれ、日中は看護スタッフが常勤しているため、安心して理美容サービスを利用できます。

まとめ

老人ホームでは、施設が契約した理美容師が定期訪問してカットなどのサービスを提供しています。費用はカット1回あたり2,000~3,500円程度で、介護保険は適用されず全額自己負担となります。

利用頻度は月1回から2か月に1回が目安ですが、親御さんの体調や見た目の変化にあわせて柔軟な判断が必要です。まずは施設のスタッフに希望を伝え、対応メニューや料金を確認しましょう。

老人ホームの理美容について不安や疑問がある方は、『笑がおで介護紹介センター』にご相談ください。理美容サービスの充実した施設のご紹介など、プロの相談員が親身にサポートいたします。

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このコラムの監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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