要介護1で使えるデイサービス利用回数の上限は?平均回数と利用限度額も解説

要介護1と認定された親御さんに週2回のデイサービスをすすめられ「2回で足りるのか」「増やしたら費用はどこまで上がるのか」と迷っていませんか?
この記事では、要介護1のデイサービスの回数に上限があるのかを解説します。平均的な利用ペース、回数別の費用、ケアマネジャーへの相談方法も整理します。
限度額の範囲と親御さんの状態を照らし合わせると、週何回から始めるべきかを落ち着いて判断できるでしょう。
要介護1で使えるデイサービスとは
デイサービスは、要介護1以上の方が自宅で暮らしながら日中に通える介護保険サービスです。食事や入浴、機能訓練を受けられるため、親御さんの生活リズムを整える支えになります。
まずは、要介護1の状態とデイサービスの内容を整理していきましょう。
要介護1の心身の状態
要介護1は、介護保険の要介護区分の中で比較的軽い状態です。食事や着替えは自分で進められる方も多く、立ち上がりや歩行、入浴、排泄の一部で見守りや声かけが必要になります。
認知機能が少し落ち、薬の飲み忘れや予定の混乱が出る変化も見られる段階です。家の中で大きな介助は不要でも、転倒や閉じこもりが心配なら、外出先で見守りを受けられるデイサービスが役立ちます。
「まだ大丈夫」と感じる段階でも、入浴や外出が減ると体力低下につながります。要介護1では、できる動作を残しながら必要な場面だけ支援を足す視点が必要です。
認定だけで判断せず、日々の状態を見て支援量を決めましょう。
関連記事:要介護1とは?入居を検討できる老人ホームと自己負担額の目安
デイサービスのサービス内容
デイサービスは、通所介護とも呼ばれる日帰りの介護保険サービスです。利用者は施設に通い、食事や入浴、機能訓練、レクリエーションなどを受けます。
主な内容は、次のとおりです。
- 食事の提供
- 入浴の介助
- 機能訓練
- レクリエーション
- 送迎
自宅での入浴が不安な方や、外出のきっかけが少ない方に向いています。食費やおむつ代などは介護保険の対象外なので、サービス費とは別の実費負担です。
利用時間は半日型から7~8時間の長めの型まであり、親御さんの体力や目的に合わせて選択可能です。見学時は、入浴の有無や送迎範囲を確認しましょう。食事の内容、スタッフの雰囲気も見ておくと安心です。
関連記事:デイサービス(通所介護)とは?サービス内容・費用・種類・選び方をわかりやすく解説
要介護1でデイサービスを使うケース
要介護1でデイサービスを使う主な理由は、親御さんの生活維持とご家族の負担軽減です。日中に通う場所があると、生活の乱れや閉じこもりを防ぐ助けになります。
別居しているご家族の場合、平日の様子を毎日見に行くのは難しいものです。週1~2回デイサービスに通えば、入浴や昼食、体調変化の確認を施設スタッフにも見てもらえます。これは、ご家族だけで抱え込まない体制づくりにもつながります。
親御さんが外出を嫌がる場合は、短時間利用や見学から始める方法も有効です。最初の回数を少なくすれば、疲れ方や相性を見ながら無理なく調整できます。送迎に慣れるかどうかも、開始時に確認しましょう。
要介護1のデイサービス利用回数の上限
要介護1のデイサービス利用回数には「週何回まで」といった法的な回数制限はありません。ただし、介護保険で使える月ごとの単位数には上限があります。
ここでは、回数制限と区分支給限度基準額の関係を解説します。
デイサービスの回数制限の有無
要介護1の方が使う通所介護には、制度上「週2回まで」「月10回まで」といった固定の回数制限はありません。必要性が認められ事業所に空きがあれば、ケアプラン上は週3回以上の利用も検討できます。
ただし、回数を増やせるかは費用だけで決まりません。親御さんの体力、送迎時間、ほかの介護保険サービスとの組み合わせ、事業所の受け入れ状況を見て調整します。最初は週1~2回から始め、疲れ方を見ながら増減する流れが現実的です。
「上限なし」と聞くと毎日でも自由に使える印象がありますが、実際はケアプラン上の必要性が前提です。ご家族の不安だけでなく、生活課題と支援内容を結び付けて考えます。
限度額(区分支給限度基準額)の仕組み
区分支給限度基準額とは、要介護度ごとに1か月で介護保険を使える単位数の上限です。要介護1は16,765単位が目安で、1単位10円の地域なら167,650円分のサービスに相当します。
この範囲内なら、原則として自己負担は所得に応じて1~3割です。1割負担の方が限度額いっぱいまで使った場合、介護保険サービス費の自己負担上限は月16,765円程度が目安になります。デイサービス1回分の費用とは別の数字なので、実際の月額は利用回数と時間区分で確認しましょう。
デイサービス単体では余裕があっても、訪問介護や福祉用具貸与を併用すると枠を多く使う形になります。限度額は「サービス費の上限」であり、食費や日用品費などの実費は別です。請求額を見比べるときは、介護保険分と実費分を分けて確認しましょう。
関連記事:介護保険の負担割合とは?介護サービスごとの自己負担額を解説
限度額超過分の全額自己負担
区分支給限度基準額を超えた分は、介護保険が適用されず全額自己負担になります。1割負担なら本来1割で済むサービス費も、超過部分は10割負担になるため、費用が大きく増えます。
要介護1でデイサービスを増やすときは、回数だけでなく合計単位数を確認しましょう。ケアマネジャーは、デイサービス、訪問介護、福祉用具貸与などを足した単位数を見て調整します。利用票や別表で、限度額内に収まっているかを確認すると安心です。
超過が出そうな場合は、通所回数を減らす以外にも方法があります。利用時間を短くする、訪問介護の回数を整理する、実費の少ない事業所を選ぶなど、複数案を比較しましょう。
要介護1のデイサービス平均利用回数
要介護1のデイサービスは、週1~2回から始めるケースが多く見られます。公的統計によると、要介護1は月平均約9.4回です。
ここでは、平均値と実際の暮らし方を分けて確認しましょう。
月約9.4回・週2回前後の利用ペース
要介護1のデイサービス平均利用回数は、2026年1月の公的統計から計算すると月約9.4回です。
月約9.4回は週に直すと、おおむね週2回の利用ペースとなります。ただし、平均値は多く使う方と少なく使う方を合わせた数です。親御さんに合う回数を決めるときは、平均に合わせるより体力や入浴の困りごと、ご家族が見守れる曜日を考慮して判断しましょう。
週2回は、初回の目安に合った数字です。統計は利用状況を知る材料であり、必要回数を決める上限ではありません。平均回数を絶対視せず、ケアプラン検討の参考値として考えましょう。
週1~2回が中心となる背景
要介護1は、自宅で過ごせる力がまだ残っている状態です。そのため、毎日通うよりも、入浴や運動、交流の場として週1~2回を組み込む流れが中心になる傾向があります。
週1回なら外出のきっかけになり、週2回なら入浴や食事の見守りを複数日入れられ、ご家族の不安も減らせます。軽度の段階では、自宅で過ごす時間も残しながら、必要な支援を足す考え方が合うでしょう。
利用開始直後は、親御さんが慣れるまで疲れや緊張が出る場合があります。最初から回数を多く入れすぎず、数週間の様子を見て調整すると続ける負担を抑えられるでしょう。
慣れたあとに増やせる余地を残すと、ご本人の抵抗感も小さくなります。
週5回利用が現実的かの判断
要介護1でも、制度上は週5回のデイサービス利用を組める場合があります。通常規模型の7~8時間利用で1回658単位とすると、月20回でも13,160単位で、要介護1の限度額16,765単位内に収まります。
とはいえ、週5回が合うかは別問題です。長時間の外出が続くと疲れが出る方もいます。家で身の回りの動作を続ける時間が減る点にも注意が必要です。平日の見守りが不可欠なケースを除き、まずは週1~2回から体調を見て判断しましょう。
週5回を希望する背景に、ご家族の就労や認知症による見守り不安があるなら、訪問介護や短時間サービスとの併用も候補になります。通所だけに寄せず、負担の分散を考えるとよいでしょう。
要介護1のデイサービス利用回数別の費用
デイサービスの費用は、利用時間、事業所規模、事業所所在地の地域区分などで変わります。
ここでは、通常規模型7~8時間・要介護1・1単位10円・1割負担を例に、回数別の自己負担額と費用軽減制度を確認していきましょう。
1回あたりの自己負担額
2024年度介護報酬改定後、通常規模型デイサービスの7~8時間利用は、要介護1で1回658単位です。1単位10円の地域で1割負担なら、介護保険サービス費の自己負担は1回658円が目安です。
ただし、地域区分により単価は変わります。東京23区は通所介護1単位10.90円で約718円、福岡市は10.45円で約688円です。
実際の支払いには、食費、日用品費、おむつ代などの実費が加わります。昼食代は施設によって異なり、自サイト情報では500~800円程度が目安です。つまり、請求額を見るときは「介護保険分」と「実費分」を分けて確認すると誤解を防げます。
また、入浴介助や個別機能訓練などを利用すると、基本単位に加算が上乗せされるため、見積もりでは加算込みの金額を確認しましょう。
週1~5回の月額自己負担額
1回658円で計算すると、デイサービスの介護保険サービス費は週2回で月5,264円程度となります。以下は、利用ペースごとの1割負担の概算です。
| 利用ペース | 月の回数 | 自己負担額の目安 |
|---|---|---|
| 週1回 | 4回 | 2,632円 |
| 週2回 | 8回 | 5,264円 |
| 週3回 | 12回 | 7,896円 |
| 週4回 | 16回 | 10,528円 |
| 週5回 | 20回 | 13,160円 |
この表はサービス費のみの計算です。食費や加算、地域区分による単価差は別に加わるため、事業所の料金表と利用票を合わせて見ましょう。
2割負担なら表の約2倍、3割負担なら約3倍が目安です。実際の請求では、入浴介助加算や個別機能訓練加算などが加わる場合もあります。
限度額を超えた場合の自己負担額
要介護1の限度額16,765単位を超えた分は、1割負担ではなく全額自己負担です。たとえば100単位超えた場合、1単位10円の地域なら超過分だけで1,000円が追加されます。
週5回のデイサービスだけなら限度額内でも、訪問介護、ショートステイ、福祉用具貸与を足すと超える可能性があります。費用を抑えるには、サービスごとの必要度を整理し、時間区分や回数の調整が必要です。利用票の「支給限度額管理対象」欄を見て、超過の有無を確認しましょう。
超過分が少額でも、毎月続くと家計への負担は積み重なります。回数を増やす前に、増額後の月額と年間の見込みを聞いておくと判断の材料になります。
自己負担を抑える各種制度
デイサービスの介護保険分で直接使いやすい制度は、高額介護サービス費です。1か月の自己負担合計が所得区分ごとの上限を超えると、超過分が払い戻されます。食費や日用品費は対象外です。
主な上限額は、次のとおりです。
| 所得区分 | 上限額の目安 |
|---|---|
| 課税所得690万円以上 | 140,100円 |
| 課税所得380万円以上690万円未満 | 93,000円 |
| 課税所得380万円未満の市区町村民税課税世帯 | 44,400円 |
| 住民税非課税世帯 | 24,600円 |
| 年金収入等80.9万円以下の方など | 個人15,000円 |
デイサービス単体の医療費控除は対象外ですが、医療系サービスと同じ月に使う場合は対象になるケースがあります。
関連記事:在宅介護の費用負担を軽減する4つの制度|医療費控除の計算方法や確定申告を解説
要介護1のデイサービス利用回数の判断軸
要介護1のデイサービスは、平均回数だけで決めるものではありません。限度額、ご家族の負担、親御さんの体力や生活リズムを合わせて考える必要があります。
ここでは、無理なく続く回数を見つけるための判断軸を解説します。
限度額の範囲内での調整
回数を決める最初の軸は、区分支給限度基準額の範囲内に収まるかどうかです。要介護1では16,765単位が目安なので、デイサービスに加えて使うサービスの単位数も合計して考えます。
デイサービスだけを週2回から週3回へ増やすなら、単位数の増加は比較的読み取れます。一方で、訪問介護や福祉用具貸与をすでに使っている場合は、増やした分が限度額を圧迫する点に注意が必要です。ケアマネジャーに、月の合計単位数と自己負担額を並べて示してもらいましょう。
限度額ぎりぎりで組むと、急なショートステイや追加支援を入れにくくなります。限度額に少し余裕を残しておくと、体調の変化があったときに支援を追加しやすくなります。
介護者の負担とのバランス
ご家族の負担も、回数を決める大きな判断材料です。平日に仕事をしながら別居の親御さんを支える場合、週末だけの見守りでは不安が残る場面があります。
デイサービスを増やす相談は、ご家族都合だけの話ではありません。日中の活動量が増える、入浴を安全に済ませられる、スタッフが体調変化に気づけるなど、親御さんにとっての利点もあります。介護者が無理を続けると支援体制そのものが崩れるため、負担を早めに共有しましょう。
「自分が我慢すればよい」と抱え込む必要はありません。仕事や家事との両立が難しい曜日を伝えると、通所日や送迎時間の調整につながります。
ご本人の体力や生活リズム
親御さんの体力や生活リズムも確認しましょう。デイサービスは刺激や交流を得られる一方、送迎を含む外出なので疲れが残る場合があります。
帰宅後に食欲が落ちる、翌日に寝込む、行く前から強く不安がるなら、回数や利用時間の調整が必要です。反対に、通所日を楽しみにしていて生活に張りが出るなら、週2回から週3回への変更も検討できます。ご本人の希望を聞き、様子をメモしてケアマネジャーに伝えましょう。
判断に迷うときは、通所前後の睡眠や食事量を記録します。表情、歩き方も残しておくと役立ちます。数日分の記録があると、感覚だけでなく状況に沿った話し合いができるでしょう。
要介護1でデイサービスを補うほかのサービス
デイサービスだけで不安が残るときは、訪問介護やショートステイなどの利用も検討します。要介護1では、限度額の中で必要な支援を配分する考え方が必要です。
ここでは、代表的な組み合わせ方を見ていきます。
訪問介護との併用パターン
訪問介護は、ヘルパーが自宅を訪れて身体介護や生活援助を担うサービスです。デイサービスのない日に、朝の身支度、服薬の声かけ、掃除や調理の支援を受けられます。
たとえば、デイサービスを週2回、訪問介護を週3回にすれば、外出日と在宅日の両方に見守りを置けます。通所だけでは埋めにくい朝夕の不安にも対応可能です。単位数は利用内容で変わるため、ケアマネジャーに複数の組み合わせ案を出してもらうと比較しやすくなります。
訪問介護は、通所日以外の生活を支える役割です。親御さんが自宅で過ごす時間を保ちながら、不安な場面だけ支援を足せる点がメリットです。
ショートステイとの併用パターン
ショートステイは、介護施設に短期間泊まり、食事や入浴、介護を受けるサービスです。ご家族の出張、冠婚葬祭、体調不良などで自宅の見守りが難しいときに利用できます。
デイサービス週2回を基本にしながら、月に数日だけショートステイを足す形もあります。親御さんにとっては環境が変わる負担もあるため、いきなり長い日数にせず、短期間から慣れていく進め方がよいでしょう。利用希望が集中する時期は空きが少ないため、早めに相談しておくと安心です。
また、介護者が休む時間を確保する目的でも利用できます。罪悪感を抱く必要はなく、在宅介護を長く続けるための選択肢として考えましょう。
限度額内に収める組み合わせ方
複数サービスを使うときは、優先順位を決めると限度額内に収めやすくなります。入浴や食事、服薬を含めて困っている場面を書き出し、転倒予防やご家族の就労時間も合わせて整理しましょう。
確認したい項目は、次のとおりです。
- 入浴を支えたい日
- 見守りが薄い曜日
- ご家族が不在の時間
- 疲れが出る翌日
- 実費を含めた予算
優先度が高い支援から単位数を配分すれば、デイサービスを増やすべきか、訪問介護を足すかの判断がしやすくなります。
限度額に近い場合は、すべてを増やすのではなく、曜日ごとに支援の役割分担を考えるとよいでしょう。
要介護1のデイサービス利用回数の変更方法

デイサービスの回数は、一度決めたら固定ではありません。親御さんの状態やご家族の生活が変わったら、ケアマネジャーに相談してケアプランを見直せます。
ここでは、回数を変更したいときの流れを整理します。
見直しの最適なタイミングを見極める
見直しのタイミングは、親御さんの状態変化やご家族の生活変化が出たときです。足腰が弱った、入浴が難しくなった、認知症の症状が進んだ、介護者の勤務時間が変わったなどがサインになります。
ケアマネジャーは、月1回以上のモニタリングで状況を確認します。そこで「週2回では入浴が追いつかない」「通所の翌日は疲れが強い」といった変化を伝えましょう。要介護度自体が合わないと感じるほど状態が変わった場合は、区分変更申請も検討できます。
見直しは、困りごとが大きくなってからでなくても相談は可能です。小さな変化の段階で話しておくと、急に介護負担が増えたときの対応を考える材料になります。
回数増減の希望をケアマネに伝える
回数を増やしたい、減らしたいと思ったら、希望だけでなく理由も添えて伝えます。「週3回にしたい」だけではなく、親御さんの困りごとやご家族の見守り状況を話すと、代替案が出る可能性が高まります。
伝える内容は、次のように整理しましょう。
- 達成したい生活目標
- 困っている曜日
- 最近の体調変化
- ご家族が支えられる範囲
- 月の予算上限
「入浴を安全に続けたい」「平日の日中も人と話す時間を増やしたい」のように、前向きな目標として伝えると話し合いが進みます。
また、譲れない希望と調整できる希望を分けておくと、ケアマネジャーの提案の幅が広がります。費用の上限を先に伝えるのも有効です。
ケアプラン変更の流れを把握する
ケアプラン変更は、ケアマネジャーへ相談するところから始まります。その後、アセスメントから原案作成へ進みます。サービス担当者会議とご家族の同意を経て、新しいケアプランでの利用が開始される流れです。
小さな回数調整なら、比較的短い期間で反映される場合があります。ただし、事業所の空き状況や送迎ルートによって希望曜日が取れない可能性があります。変更を急ぎたいときほど、いつから変えたいのか、どの曜日が難しいのかを早めに共有しましょう。
正式な変更前でも、体験利用や振替利用で様子を見られる場合があります。すぐに結論を出さず、親御さんの反応を見てから回数を固定すると安心です。
関連記事:ケアプランとは?作成の流れや費用、よいプランにするためのポイントを解説
要介護1のデイサービス利用でよくある質問
要介護1のデイサービスは、回数、費用、親御さんの自立との兼ね合いで迷う場面が多いサービスです。最後に、相談でよく出る疑問を整理します。
気になる点を確認して、ケアマネジャーへの相談に活かしましょう。
要介護1でも毎日デイサービスに通える?
要介護1でも、制度上は平日毎日のようにデイサービスへ通える場合があります。通常規模型7~8時間で1回658単位なら、月20回使っても13,160単位で、要介護1の限度額16,765単位内です。
しかし、軽度の段階では、自宅で身の回りの動作を続ける時間も生活機能の維持につながります。最初から毎日通うのではなく、日中の見守りが必要、入浴や食事管理の支援が多く必要などの事情がある場合に検討しましょう。
毎日利用を考えるなら、短時間型を混ぜる方法もあります。長時間の通所を続けるより、目的に合わせて負担を調整したほうが続ける負担を抑えられるでしょう。
要介護2になったら利用回数は変わる?
要介護2になると、区分支給限度基準額は19,705単位に上がります。要介護1の16,765単位より使える枠が広がるため、デイサービスの回数やほかのサービスとの併用を見直す余地が広がります。
ただし、要介護2になったから自動的に通所回数が増えるわけではありません。親御さんの状態、必要な支援、事業所の空き、ご家族の希望をもとにケアプランを組み直します。認定結果が変わったら、早めにケアマネジャーへ相談しましょう。
要介護度が上がると使える単位数も増えるため、デイサービス以外のサービスも取り入れやすくなります。訪問介護やショートステイを含め、今の暮らしに合う配分を再確認しましょう。
関連記事:【要介護度とは】8段階の心身状態の目安・受けられる介護サービス・費用をわかりやすく解説
通いすぎるとご本人の自立を妨げる?
デイサービスの使いすぎが、必ず自立を妨げるわけではありません。機能訓練や交流により、生活への意欲が戻る方もいます。
一方で、要介護1は自分でできる動作が多く残る段階です。家でできる家事や身の回りの動作まで減ってしまうと、生活機能を保ちにくくなる恐れがあります。通所日は支援を受け、在宅日はできることを続けられるように、親御さんの希望と疲れ方を見ながら回数を決めましょう。
また、通所先の支援内容も確認します。心配な場合は、できる動作はできるだけご本人に続けてもらいたいと事業所へ伝えておくと安心です。
回数だけでなく、支援の受け方まで見る視点が必要です。
まとめ
要介護1のデイサービスの回数には、週何回までといった固定の制限はありません。実際には、区分支給限度基準額16,765単位の範囲内で、親御さんの状態やほかのサービスとの組み合わせを見ながら決めます。
週2回前後は始める際の目安ですが、費用、体力、ご家族の負担によって合う回数は変わります。まずは利用票で単位数と自己負担額を確認し、通所後の疲れ方や生活の変化をメモしてケアマネジャーに相談しましょう。
デイサービスを増やしても在宅介護の負担が大きい場合は、施設入居を含めた選択肢も確認しておくと安心です。老人ホーム探しで迷ったときは『笑がおで介護紹介センター』へご相談ください。
参考

このコラムの監修者
花尾 奏一(はなお そういち)
保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士
有料老人ホームにて介護主任を10年
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施
この記事の関連記事
-
【相談事例】施設の費用負担が限界!料金を抑え利便性も妥協しない施設提案:堺エリア D相談員 vol.24
-
【相談事例】要介護2・腰痛で独居が困難なお父様。職場と自宅の中間にある施設で頻繁な面会を実現:堺エリア 奥田相談員 vol.24
-
【相談事例】要介護4の母のリハビリと予算問題を両方解決!京都府南部で探す有料老人ホーム:京都エリア 角谷相談員 vol.24
-
【相談事例】慢性心不全で独居が困難な80歳代女性、家族の近隣で24時間看護体制の介護施設へ:京都エリア 中尾相談員 vol.24
-
【相談事例】夫婦の生活を守る選択。予算月額12万円で探す医療連携の老人ホーム:京都エリア 葛原相談員 vol.24
-
【相談事例】介護1で人工関節の父が安心できる施設。急遽の老健退所から家族の通いやすさを最優先した施設選び:奈良エリア O相談員 vol.23

0120-177-250

