【相談事例】身寄りのない方の困難な施設探し。認知症からの迷惑行為という難しい事例への施設提案:京都エリア 葛原相談員 vol.2

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【相談事例】身寄りのない方の困難な施設探し。認知症からの迷惑行為という難しい事例への施設提案:京都エリア 葛原相談員 vol.2

身寄りのない生活保護受給者の困難な施設探しを解決

相談員葛原

身寄りがなく、医療ケアと重度認知症を抱える生活保護受給者の施設探しは困難を極めます。相談員が" target="_blank" rel="nofollow noopener">京都市内だけでなく周辺地域まで視野を広げ、行政や関係機関との粘り強い調整を行い、適切な施設への入居を実現しました。

身寄りのない生活保護受給者の方の施設探しは、重度の認知症と医療処置が必要な状況が重なり、非常に困難な事例でした。京都市内では受け入れ可能な施設が見つからない中、相談員の粘り強い調整と包括的な支援により解決に至りました。

ご相談の背景

ご入居者

  • 80代の女性、要介護4。
  • 身寄りがなく、生活保護を受給。
  • 尿バルーン、嚥下機能低下による点滴が必要な状態。
  • 重度の認知症があり、病院内で被害妄想から他の患者様を困らせる言動が見られ、ソーシャルワーカーも対応に苦慮していました。

ご相談者

  • 入院されていた病院のソーシャルワーカー。
  • 京都市内での受け入れ先が見つからず困っていました。

相談時の状況

  • ご本人は入院中でしたが身寄りがなく、重度の認知症と嚥下障害を抱えていました。
  • 点滴での栄養摂取や、尿バルーンの管理といった医療的ケアに加え、病院内で被害妄想による言動が見られ、周囲の患者様に悪影響を与えてしまっている状況でした。
  • 病院のソーシャルワーカーは、京都市内での受け入れ先を模索されましたが、医療ニーズの高さ、認知症の状況、そして身寄りがいないという条件が重なり、受け入れ可能な施設が全く見つからず、非常にお困りの様子でした。

ご要望・条件

  • 身寄りのない生活保護受給者でも受け入れ可能な施設。
  • 医療処置に対応できる施設。
  • 重度の認知症と被害妄想に対応し、日中の見守りや声かけができる施設。
  • 京都市内、または周辺地域の施設。

身寄りのない方の入居を支える、多岐にわたる調整と手配

相談員葛原

京都市内での施設探しが困難な中、相談員は周辺地域まで範囲を広げて施設を探しました。行政機関や関係者と密に連携し、賃貸解約、荷物搬入、家財処分、介護タクシー手配など、身寄りのない方特有の複雑な手続きを代行し、入居を実現しました。

ご相談を受け、私は現在の状況を整理し、京都市内では受け入れ先が見つからないという状況を踏まえ、京都以外の周辺地域の情報も把握しているという強みを活かし、京阪沿線沿いの周辺地域まで範囲を広げて施設を探しました。

複数の施設に打診する中で、生活保護受給者の受け入れが可能で、身寄りがなくても対応ができ、嚥下食や点滴にも柔軟に対応してくれる施設を見つけることができました。

しかし、施設入居までの道のりは、ご本人の状況と身寄りの方がいないことから生じる複雑な調整の連続でした。

入居に伴う調整と手配

行政機関との連携

  • 賃貸アパートの解約、電気・ガス・水道・電話の解約など、通常はご家族が行うべき手続きを、保護課の方と密に連携を取りながら代行いたしました。

荷物搬入と家財処分の手配

  • 病院スタッフと共にご自宅へ行き、最低限必要な衣類などをまとめ、施設への搬入まで行いました。
  • 残された家財については、保護課と連携し、処分業者の手配を行いました。そんななか、施設が余っていたタンスを提供してくれるなど、温かい協力も得られました。

入居時の介護タクシーの手配

  • ほぼ寝たきりのご本人の移動には、ストレッチャー対応の介護タクシーの手配が必要でした。
  • 病院、施設、介護タクシーと連携を取り、入居までの一連の流れを綿密に調整し、これも無事に完了させました。

入居後の穏やかな暮らしと、関係者の安堵

相談員葛原

ご本人は施設で手厚いケアを受け、穏やかに過ごされています。病院のソーシャルワーカーやケアマネジャーからは、困難な事例を解決したことに対し、心からの感謝の言葉が寄せられました。

ご本人は施設にご入居されました。現在は、見取りに近い状態ではありますが、施設で手厚いケアを受けながら穏やかに日々を過ごされています。

病院のソーシャルワーカーやケアマネジャーからは「こんなに難しいケースを解決してくれて、本当に助かりました」と、心からの感謝の言葉をいただきました。

この事例から見えた、複雑な状況における相談員の支援の価値

相談員葛原

身寄りがなく医療ニーズも高い生活保護受給者の施設探しは難易度が高いですが、相談員は包括的な支援、医療ニーズと重度認知症への対応力、関係機関との密な連携を通じて、最適な施設への入居を実現できると強く感じています。

今回のケースは、身寄りのない生活保護受給者の方の施設探しという、難易度の高い事例でした。重度の認知症、高い医療ニーズという複合的な課題が絡み合う中、私が提供できたサポートの価値は以下の点にあると強く感じています。

身寄りのない方への包括的な支援

ご家族がいないために生じる、アパートの解約、荷物の整理・処分、公共料金などの手続きなど、多岐にわたる煩雑な手続きを、行政機関と密に連携をとりながら、ご本人に代わって代行いたします。

医療ニーズと重度認知症への対応力

嚥下障害や点滴、尿バルーンといった医療ニーズに加え、重度の認知症や問題行動がある場合でも、受け入れ可能な施設を粘り強く探し出します。ご本人の状態変化に柔軟に対応し、最適な施設へと繋ぎます。

関係機関との密な連携による迅速かつ確実な入居実現

病院のソーシャルワーカー、ケアマネジャー、ケースワーカー、施設など、多くの関係機関と密に連携を取り、複雑な調整を円滑に進めます

担当相談員 葛原より、施設探しでお悩みのあなたに

相談員葛原

身寄りがなく生活保護受給者で、医療ケアや認知症対応が必要な方の施設探しは困難を伴います。当センターは、施設紹介だけでなく、関係機関との調整や手続き代行を含めた包括的な支援で、ご本人やご家族の負担を最大限軽減します。

「身寄りのない方の施設探しで困っている」「生活保護を受給しているが、医療ケアが必要で受け入れ先が見つからない」「認知症からの迷惑行為があるので、他の入居者の方に迷惑をかけるのではないかと心配」――。

このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

介護施設の探し方は、ご本人の状況によって千差万別です。特に、身寄りがなく生活保護を受給されている方、そして医療処置や重度の認知症を抱えている場合は、非常に困難を伴います

私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。今回の事例のように、直接ご本人様や関係機関と向き合い、それぞれの背景を深く理解した上で、多岐にわたる調整や手配を代行し、負担を最大限軽減いたします。

ホームページには載っていない「生の情報」や長年の経験から培った交渉力、柔軟な発想であなたのお悩みに寄り添います。

「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度、「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。

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相談員葛原

笑がおで介護紹介センター/京都エリア担当
相談員葛原(くずはら)

身寄りのない方や生活保護受給者の施設探し、医療ケアが必要な方の受け入れ先探しなど、難易度の高いご相談にも真摯に向き合います。ご本人様や関係機関と密に連携し、複雑な手続きや調整を代行することで、最適な施設へのスムーズな入居をサポートいたします。

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