【精神障害者向け】グループホームの入居条件・費用・流れを徹底解説

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【精神障害者向け】グループホームの入居条件・費用・流れを徹底解説

「家族の精神症状が重く、家での生活が限界…」「親亡き後のために、自立できる施設に入れたい」 そう考えていても、どのような施設を選べばよいのか、どうすれば入居できるのか分からず悩んでいませんか?

精神障害者グループホーム(共同生活援助)は、障害のある方が地域社会の中で安心して自立した生活を送るための「住まい」です。 本記事では、施設の種類や費用の目安といった基礎知識から、ご家族が「施設に入れたい」と考えた時に踏むべき具体的な手順を専門家が解説します。

【精神科グループホームのポイント】

  • 目的: 地域社会での自立を目指し、世話人の支援を受けながら共同生活を送る場所。
  • 種類: 「通過型(原則3年)」と「滞在型(期限なし)」などがある。
  • 費用: 家賃補助などを活用し、月額6万〜10万円程度が目安。
  • 入居条件: 精神障害者保健福祉手帳を持ち、医師が入居可能と認めた方など。
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家族を施設に入れたいと思ったら?入居までの5ステップ

「精神障害者施設に入れたい」というご家族の切実な願いを実現するためには、正しい手順を知ることが近道です。入居までは通常、以下の流れで進みます。

①障害者手帳の申請・確認

原則として「精神障害者保健福祉手帳」が必要です。手帳がない場合でも、医師の診断書や「自立支援医療受給者証」があれば入居可能な自治体もあります。まずは主治医に相談し、申請の準備を進めましょう。

②「障害福祉サービス受給者証」の申請

グループホームは障害福祉サービスの一つです。お住まいの市区町村の障害福祉課で申請を行い、「障害支援区分(区分1〜6)」の認定を受けます。 ※区分認定を受けていない方でも、入居相談と並行して申請手続きを進めることが可能です。

③施設探し・見学

相談支援専門員や紹介センターを通じて、空きのあるホームを探します。 見学時は、建物の清潔さだけでなく「スタッフや他の入居者の表情」「日中の過ごし方」を必ず確認しましょう。

④体験入居(数日〜数週間)

多くの施設で体験入居が可能です。ご本人が実際の生活リズムや人間関係に馴染めるかを確認する重要なステップです。無理に入居を決める前に、まずは体験から始めることを強くおすすめします。

⑤契約・入居

施設と直接契約を結び、新しい生活がスタートします。 ※相談から入居までは、通常1〜2ヶ月程度かかります。

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障害者グループホームの3つの種類

グループホームには大きく分けて3つのタイプがあります。「ずっと住めるのか」「自立の練習なのか」によって選び方が異なります。

種類 特徴・目的 入居期間 対象者のイメージ
通過型 食事や入浴などの手厚い支援を受けながら暮らす 期限なし 長期的な支援が必要な方
通過型 一人暮らしへの移行を目指して訓練を行う 原則3年以内 将来的に自立を目指す方
サテライト型 グループホーム本体の近くにあるアパート等で暮らす 原則3年以内 ほぼ自立しているが一部支援が必要な方

【選び方のポイント】
ご家族が「一生安心して預けたい」と考える場合は「滞在型(介護サービス包括型など)」を、「社会復帰のステップにしてほしい」と願う場合は「通過型」を選ぶのが一般的です。

月々の費用はいくら?料金シミュレーションと家賃補助制度

費用の心配は、誰もが抱える大きな不安の一つです。グループホームの費用は、大きく分けて以下の2つで構成されています。

1.障害福祉サービス利用料(自己負担は原則0円に)

専門スタッフによる支援(相談や服薬管理など)にかかる費用です。国の制度により、所得に応じて自己負担上限額が定められており、住民税非課税世帯や生活保護世帯の方は自己負担0円、課税世帯でも多くの場合、月額9,300円または37,200円が上限となります。

2.施設に支払う実費(家賃・食費・光熱費など)

こちらが、毎月の主な自己負担額となります。家賃や食費、水道光熱費、日用品費など、アパートで一人暮らしをするのと同じような費用です。

【具体的な費用シミュレーション例】
家賃:45,000円
食費:30,000円
水道光熱費:15,000円
日用品費など:10,000円
合計:100,000円

家賃補助制度

契約と入居準備

国には「特定障害者特別給付(補足給付)」という家賃補助制度があります。
これにより、所得の低い方(住民税非課税世帯など)は、月額1万円を上限として家賃が補助されます。

上記の例だと、100,000円 - 10,000円(家賃補助) = 自己負担額は月額90,000円となります。

関連記事:グループホームの費用相場は?給付や軽減制度についても解説

精神障害者の方がグループホームを利用するメリット

障害者グループホームでは、精神障害を持つ方々がさまざまな面でサポートを受けながら、自分らしい生活を送れる環境が提供されています。
ここでは、主なメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①自分らしく生活できる

障害者グループホームでは、一人ひとりの障害に応じた個別の支援計画を作成し、それに基づいて必要なサポートを提供します。
これにより、利用者は自分らしい生活を送ることが可能になります。

自分でできることは自分で行い、難しい部分についてはサポートを受けることで、日常生活をよりスムーズに、そして自立して過ごすことができるでしょう。

メリット②孤立を防げる

障害者グループホームでは、他の入居者やスタッフとの日常的な交流が促されます。
そのため、コミュニケーションの機会が増え、社会的な孤立を防ぐことができます。
また、コミュニケーションが苦手な方にとっても、安心して関わりをもてる環境を整備。

日々の会話や共同での活動を通じ、人間関係を築きながら、社会性を高めることが可能になります。

メリット③家族の負担軽減

障害者グループホームの最大のメリットは、一人ひとりに合わせた適切なサポートを受けられることです。
また、サポートの内容は定期的に見直され、利用者の現在の状況やニーズに合わせて調整されます。

精神障害者の方がグループホームを利用するデメリット

障害者グループホームの利用は多くのメリットをもたらしますが、一方でデメリットも存在します。
以下で、精神障害者の方がグループホームを利用するデメリットを解説します。

デメリット①医療ケアに特化していない

障害者グループホームは自立生活のサポートを目的としているため、医療ケアに特化した施設ではありません。
そのため、重度の医療ケアが必要な方にとっては、不十分である可能性があります。
医療的なサポートを必要とする方は、グループホームよりも医療に特化した介護施設を選択する必要があるかもしれません。

デメリット②入居状況や障害の程度によって入居できない可能性がある

障害者グループホームの数は限られており、多くの場合、施設の定員に達していると入居できないことがあります。
また、施設によって障害の種類や程度によって入居できるかどうかが異なるため、自宅近くの施設が利用できないこともあります。
このため、入居を希望する場合は、事前に複数の施設に問い合わせることが重要です。

デメリット③施設になじめない可能性がある

障害者グループホームは共同生活が基本であり、利用者同士の交流や活動が積極的に行われます。
しかし、コミュニケーションが苦手な方や、家族から離れることに抵抗がある方にとっては、施設に馴染むのが難しい場合もあります。

個々の性格や障害の特性によっては、グループホームの環境がストレスになることも考えられるため、入居前に慎重に検討しましょう。

見学時に役立つ!7つのチェックリスト

後悔しない施設選びのために、見学時には以下の点を確認しましょう。

  • 施設の雰囲気は明るく、清潔に保たれているか?
  • スタッフの表情は穏やかで、入居者への言葉遣いは丁寧か?
  • 他の入居者の表情は落ち着いているか?
  • 居室のプライバシーは確保されているか?
  • 食事は美味しそうか?(メニュー表の確認)
  • 服薬管理や金銭管理のサポート体制は具体的か?
  • 施設のルール(門限、飲酒など)は本人に合っているか?

精神障害者向けグループホームのよくある質問

Q入居できる期間の制限はありますか?

A多くの障害者グループホームは、入居期間に制限が設けられていません。 入居者が望む限り、長期間にわたって施設を利用することが可能です。

Q滞在型と通過型とはどのようなものですか?

A滞在型グループホームは、基本的に利用期間に制限がなく、必要な限り長期間利用することが可能です。 通過型グループホームは、主に一時的な滞在を目的としており、最大で3年間の利用が基本となっています。 通過型は、自立に向けてのステップとして設計されていることが多いです。

Q生活保護を受けていても入居できますか?

Aはい、入居できます。 多くのグループホームが生活保護受給中の方を受け入れています。家賃や生活費は、支給される保護費の範囲内で支払えるように設定されていることがほとんどです。

ご家族だけで抱え込まず専門家に相談を

本記事では、精神障害者向けグループホームの特徴や入居条件、メリット・デメリットについて解説しました。

ご本人らしい暮らしを実現するための、大切な選択肢であることがご理解いただけたかと思います。

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監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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