【相談事例】がん末期・在宅酸素でも制約少なく過ごしたい。身寄りなしの高齢者を支える24時間看護の施設選び:大阪中部エリア S相談員 vol.22

がん末期で在宅酸素や医療用麻薬の管理が必要な方の施設探しは、医療体制だけでなく日々の生活サポートとのバランスが非常に重要です。今回ご紹介するのは、身寄りがなくホスピスに入院していた80歳代の男性が、日常の細やかな介護とご本人の希望を叶えるために、24時間看護体制の整った施設へ移られた事例です。ホスピスでの生活に窮屈さを感じていたご本人が、専門の相談員と成年後見人と連携しながら、安心して自分らしい暮らしを取り戻した事例の紹介です。
ご相談の背景
ご入居者 |
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ご相談者 |
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相談時の状況 |
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ご要望・条件 |
医療と日々の介護を両立する住まい探しへの挑戦
ホスピスでの生活課題と後見人様からのご相談
ある日、成年後見人事務所の担当者様から、ホスピスに入院されている80歳代の男性の転居についてご相談をいただきました。
ご本人様はがん末期で、在宅酸素と痛みをコントロールするための医療用麻薬の服薬が欠かせない状態でした。
一般的にホスピスは、がんなどの終末期患者に対して肉体的・精神的な苦痛を和らげる緩和ケアを専門に行う医療機関です。医師や看護師が常駐し、手厚い医療管理が行われる一方で、病院に近い位置づけであるため、生活の場としての「介護サービス」には制限があります。
ご本人様は認知症がなく頭もしっかりされていたため、「お気に入りの服を着たい」「好きな飲み物や食べ物を買ってきてほしい」といった日常のささやかな希望をお持ちでした。しかし、ホスピスでは洗濯や個別の買い出しといった身の回りの生活援助は基本的に対応していません。そのため、ご本人様は毎日後見人事務所へ電話をかけ、細かな買い出しや用事を頼まざるを得ない状況でした。
後見人様は「本人のQOL(生活の質)を上げてあげたいが、日々の生活サポートまでは事務所で対応しきれない。24時間の看護体制がありながら、洗濯や買い物などの介護もしっかり対応してくれる施設はないだろうか」と悩まれていました。私はお話をお伺いし、すぐに大阪市で医療と介護が融合した住宅型有料老人ホームの選定を開始いたしました。
リクライニング車いすでの見学同行サポート、柔軟な看護体制が申込の決め手
ご本人様はほぼベッド上の生活で、移乗には見守りが必要な車いす生活でした。私は、ご本人の意思を尊重するためにも必ず実際の施設を見ていただきたいと考え、2つの施設への見学をご提案しました。
1つは約90名が入居できる大規模な住宅型有料老人ホーム、もう1つは同じエリアにあるこじんまりとした小規模なホスピス対応の住宅型有料老人ホームです。
見学にあたっては、在宅酸素の機器を載せられ、リクライニング車いすのまま移動できるよう、リクライニング車いす対応の福祉車両の介護タクシーを手配し、安全に移動できるよう万全の準備を整えました。
まず大規模な施設を見学されましたが、元気に過ごされている入居者様が多く、現在のご本人様の状態からは少し賑やかすぎる印象を受けたようでした。次に小規模な施設を見学された際、ご本人様の表情が大きく変わりました。そこで対応してくれた看護師の言葉が、大きな決め手となったのです。
ご本人様が「こういう買い物はしてくれますか?」「あれは頼めますか?」と質問された際、その看護師は単に規則を述べるのではなく、「これは少し難しいかもしれませんが、代わりにこういう形でお手伝いしましょうか」と、非常に柔軟で温かい提案をしてくれました。大規模施設とは異なる、個人に寄り添った小規模ならではのアットホームな雰囲気と、看護師の臨機応変な姿勢をご本人様ご自身が大変気に入られ、その場でこの小規模施設への入居を決断されました。
※在宅酸素療法と施設探しの影響について:
在宅酸素療法とは、体内に十分な酸素を取り込めない患者が、機器を使って日常生活の中で酸素を吸入する治療法です。施設探しにおいては、24時間の看護師常駐が必須条件となることもあり、受け入れ可能な施設が限定される事があります。
安心の入浴介助とお部屋食で取り戻した自分らしい笑顔
入居の手続きにあたっては、ホスピスに入られる際にすでに自宅の片付けや家財処分を終えられていたため、ホスピスに持ち込んでいた最小限のお荷物をそのまま新しい施設へ運ぶサポートを行い、スムーズな転居が実現しました。
入居されてから1週間が経った頃、後見人様から驚きと感謝のお電話をいただきました。「入居してからご本人様からの電話が一度もかかってこないのです。寂しがっているのではないかと心配して様子を見に行ったら、施設のスタッフさんがすべて先回りして身の回りの世話や買い出しをしてくれていて、大満足だと笑っていました」とのことでした。
実は、前のホスピスではお風呂も自立が基本であったため、在宅酸素をされているご本人様は酸素の管理が気になり、一人で湯船に浸かることができず不安な日々を過ごされていました。しかし新しい施設では、スタッフの付き添いのもとで安心して久しぶりに湯船にゆっくりと浸かることができ、「本当に気持ちがよかった」と深く感動されていたそうです。
また、当初は他の入居者様と一緒に食堂で食事をしていましたが、食べるスピードがゆっくりなご本人様は、周囲に気兼ねをしてしまい疲れてしまう様子が見られました。
それに気づいた施設側が、「周囲の目を気にするよりも、自分のペースで美味しく食べてほしい」と、すぐにお部屋食への切り替えを柔軟に提案・実施してくれました。ホスピスの持つ確かな医療安心感と、介護施設の持つ温かい寄り添いが両立した住まいで、ご本人様は今、自分らしい穏やかな毎日を過ごされています。
「笑がおで介護紹介センター」がお手伝いできること
医療依存度が高い方の安全な施設見学のサポート
在宅酸素やリクライニング車いすが必要な方の移動は、事前の細かな手配が必要です。私たちは介護タクシーの手配から見学の同行までトータルでサポートし、安全を確保しながらご本人の目で納得いく施設を選んでいただける環境を整えます。
パンフレットだけでは分からない柔軟な対応力の見極め
施設の規則や体制だけでなく、見学時のスタッフや看護師の「臨機応変な対応力」や「人柄」など、インターネットのホームページには載っていない生の情報をもとに、ご本人の性格やこだわりに最も合致する施設をご提案します。
成年後見人や専門職の皆様との円滑な連携体制
身寄りのない方の施設探しでは、成年後見人様やケアマネジャー様との緊密な連携が不可欠です。ご本人のQOL向上と、後見人様の業務負担軽減の両方を実現できるよう、プロの視点から最適な役割分担と施設調整を行います。
担当相談員 Sより、施設探しでお悩みのあなたに
医療面での安心感を求めると病院やホスピスのようになり、生活の自由度が下がりがちです。一方で、生活の楽しさを求めると医療面での受け入れが難しくなるというジレンマに、多くの方が悩まれています。
しかし、今回のご本人様のように、適切な24時間看護とアットホームな介護ケアを両立している施設は必ず存在します。ご本人が何を大切にしたいのか、そのお気持ちに寄り添いながら最適な住まいを導き出すのが私たちの役割です。
私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。
今回の事例のように、お客様の抱える複雑なニーズを深く理解し、医療と生活の楽しみを両立できる最適な施設を、徹底した情報収集ときめ細やかな調整力でご提案します。
ホームページには載っていない「生の情報」や実績を活かしたスムーズな連携、柔軟な発想で、ご相談者様にとって安心できる環境をご提供できるよう伴走いたします。
「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。
あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。
この相談事例の担当相談員

笑がおで介護紹介センター/大阪中部エリア担当
相談員S(エス)
医療依存度が高い方や身寄りのない方など、困難な状況にあるお客様にも寄り添い、丁寧な情報収集と柔軟な視点で最適な住まいをご提案します。成年後見人様などの専門職の方々とも連携し、お客様が自分らしく安心できる生活環境を実現いたします。
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