特養の面会頻度はどれくらい?入所直後から看取り期まで目安を解説

親御さんが特養(特別養護老人ホーム)に入所したあと、どのくらいのペースで面会に通えばよいのか迷っていませんか?回数を減らしたときに、親御さんや職員にどう思われるのかが気になる方もいます。
特養の面会頻度に決まりはなく、目安は時期によって変わります。入所直後はできれば週1回程度、暮らしに慣れたら月1回以上を土台にし、看取り期は会える日を増やすのがおすすめです。この記事では、時期別の目安に加えて、面会が少ない場合の影響や特養の面会ルール、通えない時期の関わり方を解説します。
この記事を読めば、親御さんの状態とご家族の生活を踏まえたうえで、数年先まで続けられる面会のペースを決められるでしょう。
※本記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。
特養の面会頻度はどれくらい?
特養の面会に、月に何回行かなければならない決まりはありません。回数は、ご家族の生活にあわせて決めてかまいません。施設の側には、ご家族との交流の場を確保するよう努める決まりがあります。
ここでは、面会の回数にかかわる国の基準と、施設が面会を支える仕組みを確認していきます。
面会の回数を定めた法律の有無
特養の面会について、回数や時間を定めた法律はありません。特養の運営ルールを定めた国の基準(省令)にも、ご家族の面会の回数に関する規定はなく、どのくらい通うかはご家族が決められます。
ただし、面会できる時間帯や場所を決めるのは、それぞれの施設です。厚生労働省の「介護現場における感染対策の手引き(第3版・2023年9月)」も、新型コロナへの対応として、地域の感染状況などを踏まえて面会の時間や回数、場所を管理者が判断するとしています。
そのため、特養の面会は、ご家族の都合と施設のルールをすり合わせて回数を決めるのが基本です。回数に正解がないぶん、迷ったときの目安をもっておくと安心です。この記事では、月1回以上、できれば週1回程度を土台に、時期に応じて回数を調整する考え方を紹介します。
施設が面会の場を確保する決まり
特養には、ご家族との交流を支えるよう努める決まりがあります。国の基準(省令)は、施設が常にご家族と連携し、入所者とご家族が交流できる場を確保するよう努めなければならないと定めています。個室が中心のユニット型の特養に向けた基準も、同じ趣旨です。
省令の解釈を示した国の通知は、会報の送付や行事への参加の呼びかけなどで、ご家族と交流できる場を作るよう求めています。面会の場所や時間についても、入所者とご家族の都合に配慮するよう、施設に努力を促しています。
2023年1月には、国が自治体を通じて、施設での面会の再開や推進を働きかけました。面会は入所者とご家族の双方にとって重要なものと位置づけられているため、施設のルールの範囲で、気兼ねなく面会に行きましょう。
面会頻度を左右する特養の特徴
特養は、原則として要介護3以上の方が入所し、平均で3年あまり暮らす施設です。こうした特養ならではの事情を知っておくと、面会の回数や過ごし方を考えるときの判断材料になります。
ここでは、入所者の要介護度と入所期間の長さから、面会頻度の考え方を見ていきます。
入所者の要介護度の高さ
特養の入所者は、介護の必要度が高い方が中心です。2015年4月から、特養に新たに入所できるのは原則として要介護3以上の方になり、要介護1・2の方は特例として認められた場合に限られます。
厚生労働省の資料によると、特養の入所者の平均要介護度は3.92(2024年)です。要介護3以上は、起き上がりや入浴、排せつをはじめ、日常生活の多くの場面で介助が必要な状態が目安です。
介助の多い親御さんにとっては、長時間の面会が疲れにつながる場合もあります。短い時間でも間を空けずに顔を見せ、表情や顔色を見ておくと、体調の変化に気づけます。気づいた点は、帰る前に職員と共有しましょう。
関連記事:特別養護老人ホーム(特養)とは?種類・費用・入居条件から選び方のポイント、他の介護施設との違いまで徹底解説
看取りまで続く入所期間の長さ
特養は、長く暮らし続ける方が多い施設です。看取りに対応する特養では、最期の時期まで同じ場所で過ごせます。厚生労働省の「介護サービス施設・事業所調査」によると、2022年9月に特養を退所した方の平均在所日数は1,153.7日(約3年2か月)で、7割以上が死亡による退所でした。
平均で3年あまりと考えると、特養の面会は年単位で続く場合が多いと見込まれます。看取り期は、それまでより面会を増やしたい場面が続く時期です。普段から数年先まで続けられるペースで通っておくと、看取り期にも落ち着いて付き添えるでしょう。
関連記事:特別養護老人ホームにはどんな人が入居している?入居条件などの詳細
時期別にみる特養の面会頻度の目安
特養の面会は、入所してからの時期によって意味合いが変わります。慣れない環境に戸惑う入所直後と、暮らしが落ち着いた時期、体調が変わったときや看取り期では、訪問する間隔も違ってきます。
時期ごとの面会の考え方をまとめると、次のとおりです。
| 時期 | 面会の考え方 |
|---|---|
| 入所直後 | できれば週1回程度 |
| 暮らしに慣れた時期 | 月1回以上を続ける |
| 入院や体調の変化 | 様子に応じて増やす |
| 看取り期 | 会える日を増やす |
表の内容は国が定めた基準ではなく、親御さんの様子を見ながら施設の職員と相談して調整する前提の目安です。
ここでは、それぞれの時期に面会の回数をどう考えればよいかを、施設と相談しておきたい点とあわせて解説します。
入所直後
入所してから1か月ほどは、できれば週1回程度を目安に、間を空けずに顔を見せたい時期です。住み慣れた家やなじみの人から離れ、新しい環境で暮らし始めると、体や気持ちに負担がかかります。
こうした影響はリロケーションダメージと呼ばれ、入所直後に気をつけたい変化の一つです。介護報酬の仕組みでも、入所した日から30日以内は初期加算(介護報酬の上乗せ)の対象期間として区切られており、入所直後の目安は1か月ほどと考えられます。
ただし、毎日のように通うと「迎えに来てくれた」と期待させ、かえって落ち着かなくなる場合もあります。帰り際に職員へ食事や夜の様子を聞き、次の面会までの間隔を相談しましょう。
関連記事:親を老人ホーム・施設に入れるときの罪悪感の解消方法と考え方
暮らしに慣れた時期
入所から1か月ほどたち、食事や睡眠のリズムが整ってきたら、面会の間隔を少しずつ広げていきます。落ち着いたかどうかは、職員から普段の様子を聞いて判断しましょう。
この時期の面会は、慣れるための支えから、親御さんの変化に気づき、つながりを保つための時間へと役割が変わります。目安は月1回以上で、通える状況なら週1回程度まで増やしてもかまいません。
間隔を空けるときは、週1回から急に月1回へ減らすより、2週間に1回をはさむなど段階を踏むと、親御さんの様子を見ながら調整できます。行事の案内が届いたら、開催日にあわせて面会日を決めると、親御さんと一緒に楽しめます。
入院や体調の変化があったとき
親御さんが体調を崩したときや入院したときは、普段より間隔を詰めて様子を見に行くのがおすすめです。入院中の面会は、病院のルールに従います。
入院した場合でも、おおむね3か月以内の退院が明らかに見込まれるときは、やむを得ない事情がある場合を除き、退院後に同じ特養へ円滑に戻れるようにする決まりです。2024年度からは、入院が3か月を超えても、退院できる状態になれば速やかに戻れるよう施設が努める決まりも加わりました。入院が長引くときは、施設の生活相談員に今後の扱いを尋ねておきましょう。
介護中に事故が起きたときは、施設が速やかにご家族へ連絡しなければなりません。事故以外の体調の変化で、どの程度から連絡をもらうかは施設によって違うため、連絡の基準や連絡先を事前に話し合っておきましょう。
看取り期
看取り期は、回数の目安にとらわれず、会える日を増やしたい時期です。状態の変化にあわせて、医療やケアの方針をご家族と施設が話し合う場面も増え、面会はその相談の場にもなります。
付き添いや泊まりができるか、面会時間の扱いが変わるかは施設によって異なります。看取り期に入る前に、施設へ確認しておきたいのは次の点です。
- 面会時間外の付き添いの可否
- ご家族の泊まりの可否
- 個室や静養室の利用
- 急変時の連絡の方法
看取りの体制を整え、介護報酬の看取り介護加算を算定する特養には、看取りの際に個室や静養室を使えるよう配慮する決まりがあります。多床室(相部屋)で暮らす親御さんでも、最期の時間を落ち着いて過ごせる場所を施設に相談できます。
関連記事:老人ホームの看取りとは?ケア内容や流れ・注意点について解説
面会頻度が少なくても大丈夫?
仕事や距離の事情で、思うように面会に通えない時期もあります。回数が少ないと、親御さんのケアが手薄にならないか、施設にどう思われるかと気にかかる方もいるでしょう。
ここでは、面会が少ない場合のケアへの影響と、施設側の受け止め方を、国の基準や資料をもとに見ていきます。
親御さんのケアへの影響
面会の回数が少なくても、特養での日々の介護は変わらず続きます。特養では、施設のケアマネジャーが作る施設サービス計画(ケアプラン)に沿って介護が提供され、常に1人以上の常勤の介護職員が介護にあたる決まりです。
しかし、ご家族とのつながりは親御さんの心身にかかわります。新型コロナの流行で面会ができなかった時期について、厚生労働省は、ご家族に長く会えないと物忘れが激しくなったり、不安から食欲が落ちたりする例を挙げています。
介護そのものが手薄になる心配は少ないものの、ご家族と会えない期間が長く続く状態は避けたいところです。面会に行けない週は、電話や手紙でつながりを保ちましょう。
施設側の受け止め方
特養は、面会に来る回数にかかわらず、ご家族とのつながりを保つよう努める立場です。看取りの場面について国の通知は、連絡をしたのにご家族の来所がなかった場合でも、施設は連絡を取り続けるのが重要だとしています。
厚生労働省が施設職員向けに作ったリーフレットにも、コロナ禍で来訪が減った時期に、ご家族へこまめに連絡を取るようにした高齢者施設の実例が載っています。面会でご家族と過ごす親御さんの様子は、職員が普段の関わりでは見えにくい一面を知る手がかりの一つです。
面会に行けたときは、親御さんの好きなものや昔の暮らしぶりを職員に伝えておきましょう。回数が少なくても、ケアに役立つ情報を施設に届けられるでしょう。

特養の面会頻度の決め方
特養の面会頻度は、親御さんの状態だけでなく、通うご家族の生活も踏まえて決めるのが基本です。入所期間が長い特養では、最初に決めたペースを続けられるかどうかが大切になります。
ここでは、続けられる頻度の決め方と、ご家族で分担して通う方法を紹介します。
数年続けられる頻度にする
面会の頻度は、今の気持ちだけで決めず、数年後も同じペースで通えるかを基準にしましょう。特養での暮らしは年単位で続く方が多いため、最初に無理な回数を設定すると、仕事や家庭の事情が変わったときに続かなくなる場合があります。
たとえば、平日はフルタイムで働き、施設まで車で片道30分かかる場合を考えてみましょう。毎週末の面会が負担なら、第1・第3土曜日のように日を決めて通い、間の週は電話で様子を聞く組み立て方もあります。
面会日を固定しておくと、職員にも来る日を伝えられ、親御さんの予定とも調整できます。ペースは一度決めたら終わりではなく、半年に一度など時期を区切って、ご家族の状況にあわせて見直しましょう。
家族で分担して通う
面会を1人で担うと負担が偏るため、きょうだいや親族で分担して通う方法があります。役割の分け方は、住んでいる場所や仕事の都合にあわせて決めましょう。
分担の例は、次のとおりです。
- 近くに住む親族は面会を担当
- 遠方の親族は電話や手紙を担当
- 平日に動ける親族は手続きを担当
施設との連絡窓口になる人(キーパーソン)を1人決めておくと、急な呼び出しやケアの相談があったときも、話の行き違いを防げます。1回に面会できる人数を決めている施設もあるため、分担して日をずらせば、一度に大勢で訪ねずに済みます。面会で気づいた点は親族の間で共有し、次に行く人へ引き継げば、誰が行っても親御さんの変化をつかめるでしょう。
関連記事:介護施設・老人ホーム入居後に家族が担うサポートや役割
特養の面会ルール
特養の面会のルールは施設ごとに違い、予約の方法から面会できる時間帯、場所まで決まっています。事前にルールを確かめておくと、当日の面会がスムーズになります。
ここでは、特養の面会で押さえておきたいルールを3つの点から確認していきましょう。
予約と面会時間
特養の面会は、すべての施設で事前の予約が必要なわけではありません。感染症対策や入所者の入浴・食事の時間との兼ね合いから、予約や面会の時間帯を決めている施設もあります。
面会できる時間帯も施設ごとに異なり、昼食の時間を除いて午前と午後に分けている施設もあるので注意が必要です。入所時に受け取る資料で確かめたうえで、食事や入浴、リハビリの時間帯を避けて訪ねると、親御さんとゆっくり過ごせます。
平日の日中に通えない場合は、夕方や休日に面会できるかを施設に相談してみましょう。施設には面会の場所や時間をご家族の都合にも配慮して決めるよう努める決まりがあり、事情を伝えれば調整してもらえる場合があります。
関連記事:老人ホームの面会ルール|予約は必要?時間・頻度・差し入れマナーを解説
居室タイプと面会場所
特養の居室は、次の4つのタイプに分かれます。
- 従来型個室:1人で使う部屋
- 多床室:2〜4人の相部屋
- ユニット型個室:共同のリビングがある個室
- ユニット型個室的多床室:壁で区切った準個室
居室タイプによって、面会の過ごし方も変わります。ユニット型の個室について国の通知は、ご家族や友人が訪ねて交流するのに適した部屋と位置づけ、できる限り気軽に来訪や宿泊ができるよう配慮を求めています。多床室では同じ部屋にほかの入所者がいるため、会話が気になるときは面会室などを使えるか聞いてみましょう。
国の感染対策の手引きでは、新型コロナへの対策の例として、寝たきりや看取り期の方を除き、居室ではなく換気できる別室での面会を挙げています。居室タイプだけで面会場所は決まらないため、どこで会えるかを事前に確かめておくと安心です。
関連記事:老人ホームは個室が良い?多床室との違い・費用・メリット/注意点と選び方
気をつけたいマナー
要介護度の高い方が暮らす特養では、感染症を持ち込まない配慮が求められます。面会の前には、次の点を確かめておきましょう。
- 発熱やせきなどの症状がない
- 同居するご家族にも症状がない
- 面会の人数は必要最小限にする
- マスクと手指消毒の準備
当日は面会の前後に手指を消毒し、面会中は大きな声での会話を控えましょう。施設によっては滞在時間の目安が決まっているので、案内に従いつつ、親御さんが疲れた様子を見せたら早めに切り上げましょう。
短い面会でも、ご家族の写真を見せたり季節の話題を出したりすると、会話のきっかけになるでしょう。食べ物の差し入れで気をつけたい点は、最後のよくある質問で解説します。
特養の面会頻度が減るときの関わり方

面会に行ける回数は、ご家族の仕事や体調の都合のほか、感染症の流行による制限で減る場合もあります。直接会えない間も、電話やオンライン面会、職員とのやり取りを組み合わせれば、親御さんとのつながりは保てます。
ここでは、面会の回数が減るときに使える関わり方を2つ見ていきましょう。
オンライン面会や電話で話す
直接会えない週に役立つのが、オンライン面会や電話で顔を見たり声を聞いたりする方法です。新型コロナの流行をきっかけに広がったオンライン面会を、対面の面会が再開したあとも、希望するご家族に続けている施設があります。
特養によっては、入所者のスマートフォンの持ち込みや使える場所に条件があります。スマートフォンを持ち込めない場合や親御さんが操作に慣れていない場合でも、職員の手を借りてタブレットでオンライン面会ができる施設もあるので、実施の有無や予約方法を確かめましょう。耳が遠く電話での会話が難しい場合は、手紙やご家族の写真を送る方法もあります。
関連記事:老人ホームでスマホは使える?Wi-Fi/充電/紛失対策/家族の連絡ルール
職員から近況を聞く
面会に行けない時期は、職員から親御さんの近況を聞いて様子を把握しましょう。特養に入所している間の相談先は、その特養のケアマネジャーや生活相談員です。
電話をかけるときは、職員が忙しい食事や入浴の時間帯を避けると、落ち着いて話ができます。尋ねておきたいのは、次のような点です。
- 食事の量や好みの変化
- 夜の睡眠の様子
- 体調や表情の変化
- 楽しみにしている活動
会報や行事の案内が届く場合は、目を通しておくと施設での暮らしぶりをつかめます。ケアプランを見直すときに説明を受けられるよう施設に頼んでおくと、ケアの方針とあわせて最近の様子も確かめられます。聞いた内容を親族の間で共有しておけば、次の面会での話題にもなるでしょう。

特養の面会でよくある質問
特養の面会については、感染症の流行時の扱いから差し入れの可否まで、細かな疑問も出てきます。判断に迷う点を、最後にまとめて見ていきましょう。
ここでは、ご家族からよく寄せられる3つの質問にお答えします。
感染症が流行すると面会できなくなる?
地域で感染症が流行している時期や施設内に感染した方がいるときは、施設の判断で面会が制限される場合があります。厚生労働省の感染対策の手引きは、こうした場合に必要に応じて面会を制限し、オンライン面会なども活用するよう勧めています。
国のガイドラインでは、施設内で感染者が出て感染の区域を分けて対応するときは、原則としてご家族の面会も断る方針です。ただし、新型コロナに感染した方についても、国は看取りの場面を含め、防護具を着けての面会や窓越し・オンラインでの面会を検討するよう施設に求めています。
手引きでは、感染対策に加えて、面会によるつながりが心身の健康に与える影響も踏まえ、できるだけ安全に面会できる方法を検討するとしています。面会の前には、施設から届く最新の案内を確かめましょう。
子どもを連れて面会に行ってもいい?
子ども連れの面会を認めるかどうかは、施設ごとのルールで決まります。子どもの年齢による制限は国の基準にはなく、施設が面会のルールの一つとして決めているため、事前に問い合わせましょう。
子どもは風邪などの感染症によくかかり、RSウイルスのように子どもに多い感染症は高齢者もかかります。当日にせきや鼻水などの症状があれば、面会を見送りましょう。
小さな子どもは感染対策を守りにくいため、流行が広がった時期には面会を制限する施設もあります。連れて行ける場合も、体調の良い日を選び、ほかの入所者の迷惑にならないよう、大きな声を出したり走り回ったりしないと前もって伝えておきましょう。
面会のときに食べ物を差し入れてもいい?
食べ物の差し入れは、持ち込む前に必ず職員へ確認しましょう。特養では、入所者の心身の状態や好みを考慮した食事を提供しており、飲み込む力にあわせて形態を調整した食事をとる方もいます。
消費者庁によると、2024年に食べ物をのどに詰まらせて亡くなった4,383人のうち、3,992人が65歳以上でした。飲み込む力は年齢とともに弱くなるため、餅や団子、パンのように、のどに詰まる危険のある食べ物は特に注意が必要です。
許可されたものも、職員と相談して食べる時間や量を決めましょう。同じ部屋やフロアのほかの入所者に配るのは、食事制限や飲み込む力が人によって違うため控えましょう。
関連記事:【入居者・職員別】老人ホームの差し入れガイド|本当に喜ばれる物・NGな物、マナーを解説
まとめ
特養の面会頻度に法律の決まりはなく、施設のルールの範囲でご家族が決められます。施設の側にも、ご家族との交流の場を確保するよう努める決まりがあります。
目安は、入所直後の1か月ほどはできれば週1回程度、暮らしに慣れたら月1回以上です。入院や体調の変化があったときや看取り期は、会える日を増やしましょう。通えない時期は、電話やオンライン面会、職員から聞く近況で補えます。
まずは施設の面会ルールを確かめ、ご家族で分担しながら数年先まで続けられるペースを決めてみましょう。特養選びや入所後の面会について不安があるときは『笑がおで介護紹介センター』へご相談ください。
参考サイト
- 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準|厚生労働省
- 介護現場における感染対策の手引き第3版|厚生労働省
- 指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準について|厚生労働省
- 高齢者施設等における面会の再開・推進にかかる高齢者施設等の職員向け動画及びリーフレットについて|厚生労働省
- 介護老人福祉施設・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護(社会保障審議会介護給付費分科会第260回資料1)|厚生労働省
- 要介護度別の状態像の目安|堺市
- 介護保険施設の退所者数-平均在所日数,施設の種類、入所前の場所、退所後の行先別(令和4年介護サービス施設・事業所調査)|政府統計の総合窓口(e-Stat)
- 国内文献にみる高齢者のリロケーションに関する研究の現状と課題−リロケーションの理由とリロケーションダメージに着目して−|沖縄県立看護大学
- 指定施設サービス等に要する費用の額の算定に関する基準|厚生労働省
- 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン|厚生労働省
- 厚生労働大臣が定める施設基準|厚生労働省
- 会いたい人に会える日を~高齢者施設における面会再開に向けた取り組み事例~|厚生労働省
- 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(短期入所サービス及び特定施設入居者生活介護に係る部分)及び指定施設サービス等に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について(新旧対照表)|厚生労働省
- 基準費用額(社会保障審議会介護給付費分科会第249回資料3)|厚生労働省
- 介護施設・事業所における新型コロナウイルス感染症発生時の業務継続ガイドライン|厚生労働省
- 高齢者施設等における感染対策等について|厚生労働省
- 年末年始、高齢者の事故に注意しましょう!ー思いがけない事故のリスクは事前に減らすことができますー|消費者庁
- コラムVol.5冬に増加する高齢者の事故に注意!ー餅による窒息|消費者庁
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021|日本摂食嚥下リハビリテーション学会

このコラムの監修者
花尾 奏一(はなお そういち)
保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士
有料老人ホームにて介護主任を10年
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施
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