【要介護度別】老人ホームの選び方|ご自身の身体状況に合う施設とは?医療ケア・認知症対応も解説

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【要介護度別】老人ホームの選び方|ご自身の身体状況に合う施設とは?医療ケア・認知症対応も解説
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老人ホームを探し始めると、その種類の多さに驚き、「自分にはどこが合うのだろう?」と迷ってしまう方は少なくありません。数ある選択基準の中でも、最も重要で、すべての基本となるのが「ご自身の身体状況に合っているか」という点です。結論として、まずは公的な「要介護認定」でご自身の状態を客観的に把握し、その介護度に応じた施設の種類を選ぶことが、後悔しない老人ホーム選びの最も確実な近道と言えるでしょう。

この記事では、なぜ身体状況の把握が重要なのかという基本から、要介護度別の適切なおすすめ施設、さらには認知症や医療的ケアといった専門的なニーズに合わせた選び方のポイントまで、わかりやすく解説します。ご自身にぴったりの「安住の棲家」を見つけるため、ぜひ最後までご覧ください。

老人ホーム選びで最も重要|なぜ身体状況の把握が必要なのか

入居後のミスマッチによる早期退去を防ぐため

もし身体状況に合わない施設を選んでしまうと、「必要な介護サービスが受けられない」「サービスが過剰で費用が無駄に感じる」「他の入居者と身体状況が違いすぎて馴染めない」といったミスマッチが生じます。

このような「こんなはずではなかった」という後悔は、心身に大きな負担をかけながら短期間で別の施設を探し直す「早期退去」につながる可能性があります。

身体状況によって入居できる施設の種類が決まる

老人ホームには、施設の種類ごとに入居するための条件が定められています。例えば、原則として常時介護が必要な方向けの「特別養護老人ホーム」は要介護3以上、一方で自立した方向けの「健康型有料老人ホーム」は要介護認定を受けると入居できない、といったルールがあります。

ご自身の身体状況を把握することは、数ある施設の中から、そもそも入居対象となる施設を絞り込むための第一歩なのです。

将来の身体状況の変化にも備える

人の身体状況は、年月とともに変化していくものです。今は元気でも、将来的に介護が必要になったり、病気によって医療的ケアが欠かせなくなったりする可能性も考えられます。

「今の状態」だけで施設を選ぶのではなく、「将来、介護度が上がっても住み続けられるか」「医療依存度が高くなっても対応してもらえるか」という長期的な視点を持つことが、安心して暮らし続けるためには不可欠です。

施設選びの第一歩|「要介護認定」で心身の状態を確認する

ご自身の身体状況を客観的に把握するための公的な指標が「要介護認定」です。これは、介護保険サービスを利用するために必要な手続きであり、心身の状態に応じて介護の必要量を判定するものです。

要介護認定とは?自立から要介護5までの8段階

要介護認定は、専門家による調査や主治医の意見書をもとに、市町村が審査・判定を行います。区分は「自立」「要支援1〜2」「要介護1〜5」の合計8段階に分かれており、数字が大きくなるほど介護の必要度が高いことを示します。

区分 心身の状態の目安
自立 介護の必要がなく、身の回りのことを自分で行える状態。
要支援1 日常生活はほぼ自立しているが、立ち上がりなどで部分的に見守りや介助が必要な場合がある。
要支援2 食事や排泄は自立しているが、身支度や入浴などで一部介助が必要な場合がある。要支援1より支援が必要な状態。
要介護1 排泄や入浴、身支度などで部分的な介助が必要。立ち上がりや歩行に不安定さが見られる。
要介護2 食事や排泄にも一部介助が必要な場合がある。立ち上がりや歩行に何らかの支えが必要。
要介護3 食事、排泄、入浴、着替えなど日常生活全般にわたり、ほぼ全面的な介助が必要。自力での立ち上がりや歩行が困難。
要介護4 介護がなければ日常生活を送ることが困難。思考力や理解力の低下が見られる場合もある。
要介護5 生活のあらゆる場面で全面的な介助が必要。意思の伝達も困難な場合が多い、最重度の状態。

介護保険被保険者証で自分の要介護度をチェック

すでに要介護認定を受けている方は、お持ちの「介護保険被保険者証」を確認してみましょう。そこには、認定された要介護度や認定の有効期間が明記されています。施設を探し始める前に、まずはこの被保険者証でご自身の正確な介護度を把握することがスタートです。

まだ介護認定を受けていない場合の申請方法と流れ

まだ認定を受けていない方は、お住まいの市区町村の役所の担当窓口(介護保険課など)や、地域包括支援センターで申請手続きができます。申請から認定結果が通知されるまでには、通常1ヶ月程度の時間がかかります。

申請から認定までの流れ

1. 申請
市区町村の窓口に申請書と介護保険被保険者証(65歳以上の方)を提出します。
2. 訪問調査・主治医意見書
市区町村の調査員が自宅などを訪問し、心身の状態について本人や家族から聞き取り調査を行います。並行して、市区町村が主治医に「主治医意見書」の作成を依頼します。
3. 審査・判定
訪問調査の結果と主治医意見書をもとに、コンピュータによる一次判定と、保健・医療・福祉の専門家で構成される「介護認定審査会」による二次判定が行われます。
4. 認定結果の通知
審査会の判定に基づき、市区町村が要介護度を決定し、結果を本人に通知します。

【身体状況別】あなたに合った老人ホームの種類と選び方のポイント

具体的な身体状況のケース別に、どのような施設が適しているのか、そして選ぶ際のポイントを見ていきましょう。

ケース1:お元気な方(自立)

おすすめの施設

健康型有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
住宅型有料老人ホーム
各施設の特徴
健康型有料老人ホーム
食事サービスや家事支援を受けながら、レクリエーションやサークル活動など、アクティブなセカンドライフを楽しみたい方向けです。
サービス付き高齢者向け住宅
バリアフリー対応の賃貸住宅で、安否確認や生活相談サービスが受けられます。比較的自由度の高い生活が送れます。
住宅型有料老人ホーム
食事や生活支援サービスが付いた施設です。介護が必要になった場合は、外部の介護サービス事業者と契約して利用します。

選び方のポイント

お元気なうちに入居する場合、最も重要なのは「自分らしい生活が送れるか」です。外出や外泊の自由度、趣味につながるレクリエーションの充実度などを確認しましょう。

また、「将来、介護が必要になった場合にどうなるか」は必ず確認すべき最重要ポイントです。そのまま住み続けられるのか、退去が必要かは、施設の方針によって大きく異なります。

ケース2:見守りや少しの支援が必要な方(要支援1・2)

おすすめの施設

サービス付き高齢者向け住宅
住宅型有料老人ホーム
ケアハウス(軽費老人ホーム)
各施設の特徴
サービス付き高齢者向け住宅
生活相談員が常駐し、日々の見守りや困りごとの相談に対応してもらえます。必要な分だけ外部の介護サービスを利用できます。
住宅型有料老人ホーム
施設が提供する生活支援サービスに加え、ケアマネジャーが作成するケアプランに基づき、訪問介護などを利用できます。
ケアハウス(軽費老人ホーム)
比較的低料金で、食事や生活支援サービスを受けられる施設です。自立した生活に不安がある方に適しています。

選び方のポイント

この段階では、安否確認や緊急時対応、食事の提供といった生活支援サービスが、ご自身のニーズに合っているかがポイントです。また、要介護度が上がった場合でも、継続して住み続けながら必要な介護サービスを受けられる体制が整っているかが重要です。

ケース3:常時介護が必要な方(要介護1〜5)

おすすめの施設

介護付き有料老人ホーム
特別養護老人ホーム(特養)
各施設の特徴
介護付き有料老人ホーム
施設の介護スタッフから24時間体制で介護サービスを受けられる施設です。看護師も配置され、看取りまで対応する施設も多くあります。費用は比較的高めですが、多様な選択肢と手厚いサービスが魅力です。
特別養護老人ホーム(特養)
社会福祉法人などが運営する公的な施設で、原則として要介護3以上の方が入居対象です。費用が比較的安価なため人気が高く、入居待機者が多いのが特徴です。「終の棲家」として手厚い介護が期待できます。

選び方のポイント

常時介護が必要な方にとっては、介護・看護体制の質が生活の質に直結します。法律で定められた人員配置基準(3:1など)以上に手厚い体制か、特に夜間の人員体制はどうなっているかを確認しましょう。また、身体機能の維持・向上を目指すリハビリ(機能訓練)の充実度も重要なチェックポイントです。

【お悩み別】認知症や医療的ケアが必要な場合の選び方

要介護度に加え、特別な配慮が必要な場合の施設選びのポイントも押さえておきましょう。

認知症の症状がある方の施設選び

おすすめの施設

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
認知症ケアに力を入れている有料老人ホーム
各施設の特徴
グループホーム
認知症の方を対象とした専門的なケアを提供する施設です。5〜9人の少人数ユニットで、スタッフと共同生活を送りながら、家庭的な雰囲気の中で穏やかに過ごします。
認知症ケアに力を入れている有料老人ホーム
施設によっては、認知症の方専用のフロアを設けたり、専門資格を持つスタッフを配置したりして、専門的なケアを提供している場合があります。

チェックポイント

認知症ケアで重要なのは、その方の尊厳を保ち、症状や個性に寄り添う姿勢です。専門知識を持つスタッフの有無や、行動・心理症状(BPSD)に対して、行動制限ではなく見守りなどで安全を確保する工夫があるかなどを確認しましょう。

医療的ケアが必要な方の施設選び

必要な医療行為の例

ご自宅で日常的に行っている医療的ケアがある場合、施設でも継続して対応可能かどうかの確認が必須です。

胃ろう・腸ろう
経口での食事が困難な方の栄養補給
インスリン注射
糖尿病の血糖コントロール
たん吸引(喀痰吸引)
自力でたんを排出できない方の気道確保
在宅酸素療法
呼吸器疾患などで酸素吸入が必要な方への対応
ストーマ
人工肛門・人工膀胱の管理
バルーンカテーテル
尿道にカテーテルを留置している方の管理

チェックポイント

施設がどの医療行為まで対応可能かは、看護師の配置状況、特に「24時間常駐しているか」に大きく左右されます。日中のみの配置の場合、夜間に必要なケアには対応できない可能性があります。また、協力医療機関との連携体制や、急変時の緊急対応マニュアルが整備されているかも重要な確認事項です。

入居審査では身体状況をどう伝える?正直に話す重要性

希望の施設が見つかったら、入居契約の前に施設スタッフとの面談(入居審査)が行われます。この場でご自身の身体状況をどう伝えるかは非常に重要です。

施設側が確認する「共同生活への支障」と「対応可能なケアの範囲」

施設側が面談で確認したいのは、主に2点です。1つは、他の入居者との「共同生活に支障をきたす可能性がないか」。もう1つは、ご本人が必要とする介護や医療ケアに対して「施設として責任をもって安全に対応できるか」です。施設は、入居者全員の安全で平穏な暮らしを守る義務があります。

事前の面談で心身の状態を正確に伝える

「入居したいから」という気持ちから、持病や認知症の症状などを実際より軽く伝えたり、隠したりするのは絶対にやめましょう。

もし事実と違う情報で入居できたとしても、後から「このケアは当施設では対応できません」と判断されれば、信頼関係が崩れ、退去を求められることにもなりかねません。ご本人に合った適切なケアを受け、安心して長く暮らすためにも、ありのままの状態を正直に伝えることが何よりも大切です。

身体状況に合う老人ホーム探しは「笑がおで介護紹介センター」へ

ご自身の身体状況に本当に合った施設を、数多くの選択肢の中から見つけ出すのは大変な作業です。そんな時は、ぜひ私たち「笑がおで介護紹介センター」の専門家にご相談ください。

ご本人の心身の状態を専門の相談員が丁寧にヒアリング

介護の専門知識を持った相談員が、ご本人の要介護度や病歴、お困りごとなどを詳しくお伺いします。ご自身やご家族だけでは気づきにくい潜在的なニーズまで引き出し、最適な施設選びの軸を一緒に見つけていきます。

豊富な施設情報から最適な老人ホームをご提案

関西エリアの豊富な施設情報の中から、ヒアリング内容に基づき、お客様の身体状況にぴったり合った施設を複数ご提案します。それぞれの施設が、どのような介護・医療体制で、どんなケアを得意としているのか、プロの視点でわかりやすくご説明します。

入居審査への同席や見学同行も無料でサポート

施設の見学や、不安を感じる方も多い入居審査の面談にも、相談員が無料で同行・同席いたします。ご本人の身体状況を施設側に正しく、かつ効果的に伝えるお手伝いをすることで、スムーズな入居をサポートします。どうぞお気軽にご相談ください。

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このコラムの監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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