ショートステイの費用はいくら?種類別の料金相場や自己負担額をわかりやすく解説

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ショートステイの費用はいくら?種類別の料金相場や自己負担額をわかりやすく解説
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ご家族の介護をしていると、「少しだけ休みたい」「冠婚葬祭で家を空けなければならない」「自身の体調が優れない」といった場面が出てくることもあるでしょう。在宅での介護は、時に大きな負担となることもあり、介護者が自身の時間や健康を確保することは、質の高い介護を長く続けるために不可欠です。そんなときに頼りになるのが、短期間だけ施設に入所できる「ショートステイ」です。

この記事では、ショートステイの利用を検討している方のために、費用の内訳や料金相場、自己負担額を分かりやすく解説します。結論として、ショートステイの費用は「介護サービス費」「滞在費・食費」「その他の費用」の3つで構成されており、要介護度や施設の種類、お部屋のタイプによって変動します。

また、費用の負担を軽減できる公的な制度や、デイサービスとの違い、利用するまでの具体的な流れも詳しくご紹介します。ご自身やご家族に合ったショートステイ先を見つけるための、確かな情報源としてぜひご活用ください。

ショートステイとは?介護者の休息(レスパイトケア)にも利用できる短期入所サービス

ショートステイの主な利用目的

ショートステイは、介護保険が適用される「短期入所サービス」の通称です。普段は自宅で生活している高齢者の方が、数日から数週間程度の短期間、特別養護老人ホーム(特養)などの介護施設に入所し、専門スタッフから日常生活の支援や機能訓練などを受けられます。

ショートステイは、ご利用者ご本人のためだけでなく、介護を行うご家族にとっても非常に重要な役割を果たします。これは「 レスパイトケア 」という考え方に基づいています。レスパイト(respite)とは「休息」を意味し、介護者が一時的に介護から離れ、心身をリフレッシュするための支援を指します。主な利用目的は以下の通りです。

介護者の休息(レスパイトケア)
介護者が休息をとり心身をリフレッシュしたり、自身の病気治療や入院の際に利用したりします。介護者が健康を維持することは、在宅介護を継続する上で非常に重要です。
冠婚葬祭や出張
介護者が冠婚葬祭、旅行、出張などで長期間家を空ける必要がある場合に利用されます。
ご利用者本人の心身機能の維持・向上
施設での他の利用者との交流やレクリエーションは、社会的孤立感の解消につながります。また、専門スタッフによる機能訓練を通じて、身体機能の維持・向上を目指します。
将来の施設入居に向けた体験
将来的に施設への入居を考えている方が、施設での生活を「お試し」で体験する目的で利用することもあります。施設の雰囲気や生活リズムを事前に確認でき、入居への不安を和らげることができます。

ショートステイの利用対象者と利用日数の上限

ショートステイを利用できるのは、原則として市区町村から要支援1・2、または要介護1~5のいずれかの認定を受けている方です。

また、介護保険を使ってショートステイを利用できる日数には、公平なサービス利用の観点から、以下の通り上限が定められています。

利用日数の種類 上限とルール
連続利用日数 連続して利用できるのは最大30日までです。31日目以降は介護保険が適用されず、費用が全額自己負担となるため注意が必要です。
合計利用日数 介護保険で利用できる合計日数は、「要介護認定の有効期間」のおおむね半数までが目安とされています。

例えば、要介護認定の有効期間が180日の場合、その半数である90日までが利用の目安となります。ただし、やむを得ない事情がある場合は、担当のケアマネジャー(介護支援専門員)に相談することで、上限を超えて利用できるケースもあります。

ショートステイは2種類!「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の違い

ショートステイには、提供されるサービス内容によって大きく分けて「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の2種類があります。どちらを選ぶかによって、サービス内容、受け入れ施設、費用が大きく異なります。ご利用者本人の心身の状態や利用目的に合わせて、適切な種類を選ぶことが大切です。

ここでは、それぞれの特徴と違いを詳しく見ていきましょう。

短期入所生活介護|特別養護老人ホーム(特養)などで日常生活の支援を受ける

サービス内容と受け入れ施設

「短期入所生活介護」は、主に日常生活上の支援や機能訓練を目的としたサービスです。食事や入浴、排泄といった身体介護のほか、レクリエーションや生活リハビリなども提供されます。医療的なケアよりも、身の回りのお世話や見守りを中心に受けたい場合に適しています。

項目 具体的な内容
主なサービス内容 食事、入浴、排泄などの身体介護、健康管理(バイタルチェック、服薬管理)、レクリエーション、機能訓練(生活リハビリ)、生活相談 など
主な受け入れ施設 特別養護老人ホーム(特養)、ショートステイ専門施設、一部の有料老人ホーム など

「短期入所生活介護」の利用がおすすめな人

以下のような方が、「短期入所生活介護」の利用に向いています。

  • 介護者の休息(レスパイトケア)を主な目的としている方
  • 常時必要な医療的ケアがなく、比較的状態が安定している方
  • 食事や入浴など、日常生活全般の支援や見守りを受けたい方
  • 他の利用者と交流し、社会的なつながりを持ちたい方

短期入所療養介護|介護老人保健施設(老健)などで医療的ケアやリハビリを受ける

サービス内容と受け入れ施設

「短期入所療養介護」は、医師の管理下で医療的なケアや本格的なリハビリテーションを受けることを目的としたサービスで、「医療ショートステイ」とも呼ばれます。医師や看護師、理学療法士などの専門スタッフが配置されているのが特徴です。病状が不安定な方や、退院直後で在宅復帰に不安がある場合に適しています。

項目 具体的な内容
主なサービス内容 医師による医学的管理、看護師による医療的ケア(喀痰吸引、経管栄養など)、専門的なリハビリテーション、身体介護 など
主な受け入れ施設 介護老人保健施設(老健)、介護医療院、療養病床を持つ病院や診療所 など

「短期入所療養介護」の利用がおすすめな人

以下のような方が、「短期入所療養介護」の利用に向いています。

  • 病気や怪我で入院し、退院直後で在宅復帰に向けてリハビリが必要な方
  • 喀痰吸引(かくたんきゅういん)や経管栄養(けいかんえいよう)など、日常的に医療的管理が必要な方
  • 体調が不安定で、医学的な管理下での生活が望ましい方

【料金表】ショートステイの費用内訳と自己負担額の目安

ショートステイの費用は、ご利用者の所得や要介護度、利用する施設の種類、部屋のタイプ(個室か多床室か)によって大きく変わります。ここでは、費用の全体像を掴むために、その内訳と具体的な料金の目安を詳しく解説します。

ショートステイの費用の内訳とは

ショートステイの費用は、主に以下の3つの合計額で決まります。それぞれの内容を正しく理解しておくことが重要です。

費用の種類 内容 負担割合
介護サービス費 介護保険が適用される費用です。サービス内容や要介護度に応じて国が定めた「単位数」で計算されます。 原則1割~3割
滞在費・食費 施設の部屋代(居住費)と1日3食の食事の費用です。これらは介護保険の適用外となります。 原則全額自己負担 (※)
その他の費用 理美容代、レクリエーションの材料費、個人の希望で購入する日用品などにかかる費用です。 全額自己負担

※所得の低い方は、後述する「負担限度額認定制度」を利用することで、滞在費・食費の負担を軽減できます。

【種類・要介護度別】介護サービス費の自己負担額一覧

介護サービス費は「単位数」で計算されますが、1単位あたりの単価は地域により異なります(おおむね10円~11.4円)。ここでは計算を分かりやすくするため「1単位=10円」として、自己負担1割の場合の1日あたりの費用目安を算出します。

※以下の料金は2024年度(令和6年度)の介護報酬改定に基づいた目安です。正確な料金は利用する施設やお住まいの地域によって異なりますので、契約前に必ずご確認ください。

短期入所生活介護の費用目安(1日あたり・自己負担1割の場合)

▼特別養護老人ホーム併設型・従来型個室の場合

要介護度 1日あたりの自己負担額(目安)
要支援1 455円
要支援2 561円
要介護1 607円
要介護2 677円
要介護3 751円
要介護4 821円
要介護5 888円

▼特別養護老人ホーム併設型・多床室の場合

要介護度 1日あたりの自己負担額(目安)
要支援1 489円
要支援2 607円
要介護1 659円
要介護2 729円
要介護3 806円
要介護4 877円
要介護5 945円

*この他に、施設の体制に応じた「サービス提供体制強化加算」などが追加される場合があります。

短期入所療養介護の費用目安(1日あたり・自己負担1割の場合)

▼介護老人保健施設(老健)・従来型個室の場合

要介護度 1日あたりの自己負担額(目安)
要支援1 621円
要支援2 766円
要介護1 774円
要介護2 822円
要介護3 886円
要介護4 933円
要介護5 981円

▼介護老人保健施設(老健)・多床室の場合

要介護度 1日あたりの自己負担額(目安)
要支援1 659円
要支援2 821円
要介護1 833円
要介護2 883円
要介護3 947円
要介護4 995円
要介護5 1,043円

これらの介護サービス費に加え、滞在費(居住費)と食費が1日あたり2,000円~3,000円程度、その他の日常生活費がかかります。すべてを合計すると、1日あたりの自己負担額は3,000円~6,000円程度が一般的な目安となるでしょう。

ショートステイの費用負担を軽減する制度

ショートステイの費用は、公的な制度を利用することで負担を軽減できる場合があります。ご自身が対象となるか、ぜひご確認ください。

負担限度額認定で食費・居住費が安くなる

負担限度額認定制度」は、所得や預貯金などが一定の基準以下の方を対象に、介護保険施設の食費・居住費の負担を軽減する制度です。お住まいの市区町村に申請し、「介護保険負担限度額認定証」の交付を受けることで、自己負担額に所得段階に応じた上限が設けられます。

▼利用者負担段階と負担限度額(1日あたり)の目安

負担段階 対象者の主な要件 食費 居住費(多床室)
第1段階 ・生活保護受給者
・世帯全員が住民税非課税の老齢福祉年金受給者
300円 0円
第2段階 ・世帯全員が住民税非課税
・合計所得金額+課税年金収入額≦80万円
390円 370円
第3段階① ・世帯全員が住民税非課税
・合計所得金額+課税年金収入額>80万円
650円 370円
第3段階② ・世帯全員が住民税非課税
・合計所得金額+課税年金収入額>120万円
1,360円 370円
  • 上記に加え、預貯金等の資産要件(単身1,000万円以下、夫婦2,000万円以下など)があります。
  • 施設の種類や部屋のタイプによって限度額は異なります。

高額介護サービス費制度で月々の負担を抑える

高額介護サービス費制度」は、1か月に支払った介護保険サービスの自己負担額(1割~3割の部分)の合計が、所得に応じて定められた上限額を超えた場合に、超えた分が払い戻される制度です。同月に利用したデイサービスなどの自己負担額も合算できます。食費や居住費は対象外ですが、月々の負担を大きく抑えることができます。

▼自己負担の上限額(月額)の目安

所得区分 上限額(月額)
課税所得690万円以上の方がいる世帯 140,100円(世帯)
課税所得380万円以上の方がいる世帯 93,000円(世帯)
市区町村民税が課税されている世帯 44,400円(世帯)
世帯全員が市区町村民税非課税の世帯 24,600円(世帯)
上記のうち所得が一定以下の方 15,000円(個人)
生活保護を受給している方など 15,000円(個人)

*初めて対象となった際に市区町村から申請書が送付され、一度申請すれば次回以降は自動的に払い戻されるのが一般的です。

自治体独自の助成制度も確認しよう

お住まいの市区町村によっては、国が定める制度以外にも、独自の助成制度や負担軽減措置を設けている場合があります。どのような制度があるかは自治体によって異なるため、担当のケアマネジャーやお住まいの市区町村の高齢者福祉担当窓口に問い合わせてみましょう。

ショートステイ利用までの流れ

実際にショートステイを利用するには、どのような手順を踏めばよいのでしょうか。一般的な利用開始までの流れを把握しておきましょう。

ステップ1:ケアマネジャーに相談
ショートステイは介護保険サービスのため、まず担当のケアマネジャーに「いつ、何日間、どのような目的で利用したいか」を相談し、ケアプランに位置付けてもらう必要があります。まだ要介護認定を受けていない場合は、お住まいの地域包括支援センターが相談窓口です。
ステップ2:利用したい施設を探す・見学する
ケアマネジャーが候補となる施設をリストアップし、空き状況を確認してくれます。候補が見つかったら、可能であれば必ず事前に見学に行き、施設の雰囲気、清潔さ、スタッフの対応などを自分の目で確かめることが大切です。
ステップ3:施設と契約し利用開始
利用したい施設が決まったら、施設の相談員と面談を行います。ご本人の心身の状態などを伝え、施設側が受け入れ可能と判断すれば契約手続きに進みます。契約内容をよく確認し、署名・捺印をすれば利用開始となります。

ショートステイを利用する際の注意点

ショートステイを快適に利用するためには、いくつかの注意点があります。事前に知っておくことで、トラブルを防ぎましょう。

連続利用は30日まで
介護保険のルール上、ショートステイを連続して利用できるのは30日までです。31日以上利用すると全額自己負担となるため注意が必要です。長期利用の場合は、一度退所して帰宅する日を設けるなどの調整が必要になります。
人気の施設は予約が取りにくい
評判が良い施設や、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの長期休暇期間は、予約が集中しやすくなります。利用したい時期が決まっている場合は、できるだけ早めに(できれば3か月以上前から)ケアマネジャーに相談し、予約を押さえるようにしましょう。
持ち物には必ず名前を書く
衣類、歯ブラシ、タオル、杖、室内履きなどの私物には、すべてに名前を書いておきましょう。他の人のものと間違えたり、紛失したりするのを防げます。施設によって必要な持ち物は異なるため、事前にリストをもらって準備すると安心です。

ショートステイとデイサービスの違いを比較

ショートステイとよく似たサービスに「デイサービス(通所介護)」があります。どちらも在宅介護を支える重要なサービスですが、目的や利用形態が異なります。両者の違いを理解し、状況に応じて使い分けることが大切です。

比較項目 ショートステイ(短期入所) デイサービス(通所介護)
利用形態 宿泊を伴う短期入所 日帰り
利用時間 1泊2日~数週間(24時間体制) 数時間~1日(日中)
主な目的 介護者の休息(レスパイト)
・一時的な生活の場の確保
・医療的ケア、集中的リハビリ
心身機能の維持向上
社会的孤立感の解消
・日中の介護負担軽減

宿泊を伴うケアが必要な場合や、介護者が数日間家を空ける場合はショートステイ、日中の活動の場を確保したい場合はデイサービス、というように目的で使い分けるのが良いでしょう。ケアマネジャーと相談し、両方のサービスを組み合わせて利用することも可能です。

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このコラムの監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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