【相談事例】「食事が不要・ベッド上での生活希望」強いこだわりを持つ父の希望を実現!:兵庫エリア 福永相談員 vol.12

このコラムでは、過去の老健(介護老人保健施設)での不自由な生活経験から、「食事は栄養補助剤のみ」「日中はベッド上で過ごしたい」という、一般的な介護施設の生活方針とは異なる強い希望を持つ80代の男性の施設探しを支援した事例をご紹介します。身体状況は比較的お元気でコミュニケーションも可能でしたが、強いこだわりと本人の意思を尊重したいご家族の思いがあり、受け入れ先が見つからずお困りでした。ご本人様とご家族様がリスクを理解した上で、最期の生き方を尊重してくれる柔軟な対応が可能な施設を見つけることができました。ご本人の意思と施設の提供体制を両立させ、短期間で入居を実現した事例の紹介です。
ご相談の背景
ご入居者 |
80歳代、要介護3。入院中。認知症の症状は軽度で、会話や判断力はしっかりされています。介助があれば立ち上がりや歩行も可能な状態です。 |
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ご相談者 |
長男様 |
相談時の状況 |
骨折で入院中の80代のお父様は、過去に老健(介護老人保健施設)に入所されていた経験から、「日中もずっとデイルームで座っていなければならなかった」といった施設での集団生活に強い嫌悪感を抱いていました。その結果として、「ご飯は不要、栄養剤のみでよい」「残りの人生をベッド上で静かに過ごしたい」という、一般的には施設側が難色を示すような希望を持っていらっしゃいました。ご家族としては、お父様の意思を最大限に尊重したいものの、自宅に戻ることは難しく、病院からも退院を促されており、時間的な猶予がない状況でした。 |
ご要望・条件 |
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強いこだわりとリスクをご理解いただき施設候補を厳選
難題「食べられるのに栄養剤のみ」を受け入れる柔軟な施設探し
まず、ご本人様が比較的お元気で食事も摂取できる状態であるにもかかわらず、「食べない」ことを希望しているという点が、通常の介護施設探しとは大きく異なりました。多くの施設は、入居者様の健康維持と誤嚥などのリスク管理のため、経口摂取が可能であれば食事をとっていただくことが原則です。
しかし、「静かに余生を過ごしたい」という思いが強く、ご家族も「これまで説得してきても無理だったので、もう父の希望を尊重したい」という考えでした。私はこの強いご要望を正直に施設側にお伝えし、ご本人とご家族がリスクを十分に理解・承諾していることを前提として交渉を行いました。その結果、新設されたばかりの、利用者様一人ひとりの「生き方」を尊重し、一緒に施設を作っていこうという柔軟な方針を持つ施設を見つけることができました。「3食のうち1食は食堂に出てきてほしい」といった思いは示されましたが、基本的にはご要望の「なるべくベッド上で過ごしたい」という点を最大限に考慮してくださるとのお返事をいただきました。
介護業界の事情を理解した息子様との連携で早期に入居決定
ご相談者である息子様は、介護業界で働いていらっしゃる方でした。そのため、お父様のご要望が一般的な施設運営において、いかに困難であるかを理解されていました。
息子様からは「父の思いは尊重したいけれども、施設には施設の方針がある。臨機応変に対応していただければ・・」という姿勢を示していただきました。このご家族の施設側への理解と、介護職としての知識が、施設の不安を払拭し、スムーズな入居調整に繋がりました。面談に同行した際、お父様はパンフレットの内容や料金について質問されるなど、非常にしっかりとしたご様子で、ご要望を曲げない強い意志があることがわかりました。入居手続きはスムーズで、約2週間という短期間で入居を進めることができました。
ご本人の意思を最大限に尊重!新しい環境での生活スタート
新しい環境で本人の不安を解消し落ち着いた生活へ
施設での生活が始まり、入居当初はお父様も不安を感じていたようで、病院での習慣からか、ご自分で栄養剤を摂取した時刻を記録し、「飲む時間じゃないか?」「遅くないか?」といった施設のペースに対する不安を訴えることがあったそうです。
これは、新しい生活リズムができるまでの一時的な行動であり、ご本人が非常にしっかりされているがゆえの行動だと施設も理解。施設側は、お父様と真摯に向き合い、施設の生活リズムをご理解いただけるようきめ細やかに対応を続けてくださいました。新設の施設であったため、「利用者様と一緒に施設を作っていこう」という前向きな雰囲気があったことも、お父様の特殊な要望に対する柔軟な受け入れ体制に繋がりました。その後、施設のペースにも慣れていき、お父様は穏やかに過ごされているとご報告を受けています。
諦めずに意思を尊重した息子様からの感謝の言葉
息子様からは、「父のこだわりが強く、わがままとも思えるような要望だったので、正直、施設が見つからないかもしれないと諦めかけていた」、「難しい条件でも、父の最期の意思を尊重してくれる施設を見つけてくれて本当に助かりました」と、安堵と感謝のお言葉をいただくことができました。
ご本人様はコミュニケーション能力も生活能力も比較的しっかりされているため、単なる「終末期」という括りではなく、「こだわり」というご本人の個性を尊重することが、穏やかな生活に繋がったのだと確信いたしました。私が間に立ち、ご本人様・ご家族様・施設側の三者の思いを繋ぐことができた、非常に価値のある事例となりました。
「笑がおで介護紹介センター」がお手伝いできること
専門的な知識に基づき、困難なケースも諦めません
ご本人様の意思や健康状態、ご家族様の状況などが複雑に絡み合った、「一般的ではない」ご相談であっても、私たちは諦めずに解決策を探します。介護保険制度や医療体制に関する正確な知識を基に、複数の施設を比較検討し、公的機関や専門機関の情報も参照しながら、困難なケースにも対応できる施設を選定します。
ご本人と施設の間に立ち、入居の可能性を広げます
「食事がとれないわけではないが、食べたくない」「日中もベッド上で過ごしたい」といった、施設側にとってリスクや負担が大きいご要望についても、ご本人様・ご家族様がそのリスクを十分に理解していることを施設側に正確にお伝えし、入居に向けた合意形成をサポートします。第三者の相談員が間に立つことで、直接交渉では難航しがちな部分も、客観的な視点で調整を進めやすくなります。
新しい施設情報を含めた幅広い選択肢を提供します
当センターは、開設間もない新しい施設の情報を含め、関西エリア(大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀)の幅広い施設情報を保有しています。特に、今回の事例のように、「これから施設を一緒につくっていきたい」というような柔軟な運営方針を持つ施設は、既存の固定化された施設では難しい個別性の高いご要望に対応できる可能性があります。私たちが持つ生の情報の中から、最適な選択肢をご提案します。
担当相談員 福永より、施設探しでお悩みのあなたに
今回の事例は、ご本人の「生き方」に対する強いこだわりと、それを尊重したいというご家族の切実な思いがテーマでした。一般的な施設のルールでは難しいご要望でしたが、ご本人様とご家族様がそのリスクを承知した上で、穏やかな生活を望んでいらっしゃることを、施設側へ誠実に伝え、理解を求めることに注力しました。結果として、本人の意思を最大限尊重してくれる施設と出会うことができ、「もう無理だ」という状況から抜け出すことができました。
私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。今回の事例のように、お客様の抱える複雑なニーズを深く理解し、医療と生活の楽しみを両立できる最適な施設を、徹底した情報収集ときめ細やかな調整力でご提案します。 ホームページには載っていない「生の情報」や長年の経験から培った交渉力、柔軟な発想であなたのお悩みに寄り添います。
「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。
この相談事例の担当相談員

笑がおで介護紹介センター/兵庫エリア担当
相談員福永(ふくなが)
一般的な条件では難しいご要望や、ご本人様独自の「こだわり」がある場合でも諦めずにご相談ください。施設側との丁寧な交渉と、関西エリアの豊富な最新情報を活かし、ご家族様の「叶えたい」を形にするサポートを全力で行います。
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