【相談事例】在宅介護の限界とレスパイト入院。認知症に強いサ高住への入居事例:兵庫エリア 西村相談員 vol.22

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【相談事例】在宅介護の限界とレスパイト入院。認知症に強いサ高住への入居事例:兵庫エリア 西村相談員 vol.22
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住み慣れた自宅で暮らし続けたいという願いの一方で、認知症の進行は時にご家族の力だけでは支えきれない状況を招きます。特に、夜間の徘徊やご家族への強い依存といった症状が現れると、介護者の心身は休息の場を失い、疲弊してしまいます。

かつて社会の第一線で活躍されていた方が、認知症によって自分らしさを見失いそうになる時、どのような住まいを選ぶべきなのでしょうか。今回は、深刻な徘徊や夜間の不穏に直面したご家族が、専門的な見守り体制を備えた施設へと辿り着いた事例をご紹介します。

目次

ご相談の背景

相談員西村

認知症の進行に伴う夜間徘徊や家族への過度な依存により在宅介護が限界を迎え、主介護者の入院を機に緊急で施設探しを開始した80代女性の事例です。

ご入居者

  • 80歳代女性、要介護1。徘徊を伴う認知症があり、夜間の外出やご主人への過度な依存、場所の誤認が見られる。

ご相談者

  • 長女様。

相談時の状況

  • 元経営者であるお母様の認知症が急速に進行。車の運転を止められず、外出しては戻れなくなる事態が重なり、ご家族は心身ともに限界を迎えていました。同居するご主人と長男様が必死に支えていましたが、夜間にお母様が隣の部屋からご主人へ何度も電話をかけるなど、深刻な状態が続いていました。お母様のプライドを尊重したいという想いから施設入居を躊躇していましたが、主介護者であるご主人が看病疲れで入院することになり、緊急で施設探しを始めることとなりました。

ご要望・条件

  • 徘徊や不穏に対して、制限するのではなく温かく見守ってくれる体制があること。
  • 夜間もスタッフの目が届き、安全が確保されていること。
  • 本人のこれまでの歩みや尊厳を大切にしてくれる環境であること。
  • 可能な限り早く、専門的なケアを受けられる体制を整えること。

進行する認知症と在宅介護の限界。ご家族が直面した深刻な課題

相談員西村

在宅介護が限界を迎える中、レスパイト入院を挟むことで安全を確保し、スタッフの常時見守り体制が整った認知症に強いサ高住へのスムーズな入居調整を行った経緯を解説します。

繰り返される夜間の徘徊と、介護者の入院という危機

ご相談をいただいた際、阪神エリアのご自宅で暮らすご家族は、出口の見えないトンネルの中にいるようでした。お母様はかつて会社を経営されていた非常に活動的な方で、そのぶん認知症による「外へ向かうエネルギー」が強い状態にありました。

ご家族はお母様の尊厳を守るため、できる限り自宅での生活を継続しようと尽力されていましたが、現実は過酷でした。夜間に同じ家に居るご主人の携帯電話へ何度も着信を入れたり、トイレの場所がわからず室内を歩き回ったりといった行動に対し、同居家族の睡眠時間は削られ、家庭内の緊張感は極限に達していたそうです。

限界を迎えた家族介護と専門ケアへの転換

私は、長女様からお母様のこれまでの歩みや、現在の切実なお悩みをお伺いしました。お母様にとって、住み慣れた家は最も落ち着く場所であるはずですが、認知症の症状によって、そこが不安の源になってしまっているようにも感じられました。

ご家族は「母を施設に預けるのは忍びない」という強い葛藤を抱えておられましたが、主介護者であるご主人が体調を崩し、入院を余儀なくされたことで、もはや在宅介護の継続は物理的に不可能な状況となっていました。この時、私は「ご家族が再び笑顔で会えるようにするためには、プロの手による見守りが必要である」と確信し、具体的な提案へと動き出しました。

レスパイト入院を活用した、安全な施設へのスムーズな移行

緊急を要する状況でしたが、お母様の症状の強さを考慮すると、どの施設でもすぐに受け入れられるわけではありませんでした。尼崎市内の介護付き有料老人ホームやグループホームを検討したものの、待機者の状況や受け入れ条件の折り合いがつかず、一時は行き詰まりを感じる場面もありました。

そこで私は、まずは病院での「レスパイト入院」を提案しました。これは、介護者の休息(レスパイト)を目的とした短期入院制度で、お母様の心身の状態を一度客観的に整理し、落ち着いた環境で次のステップを考えるための貴重な時間となります。

認知症に強いサ高住の選定とスタッフの見守り

この入院期間中に、私は阪神エリアにある「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」で認知症に強い施設をご提案しました。この施設の最大の特徴は、1階の共有スペースでスタッフが常時見守りを行っていることであり、認知症の方への対応実績が非常に豊富であることです。

お母様のように「一人になると不安が強まり、誰かを探して歩き回ってしまう」という方にとって、常に人の気配が感じられ、必要に応じてスタッフが声をかけられる環境は、何よりの安心材料になります。私は施設の担当者へお母様の人柄や認知症の状況を詳しく伝え、病院からのスムーズな退院・入居を実現できるよう、裏方として調整を重ねました。

BPSD(周辺症状)について

認知症に伴う徘徊や不穏、抑うつ、妄想などの症状を指します。お母様の場合、元経営者としての責任感や活動性が、認知症によって「仕事に行かなければならない」「家族を探さなければならない」という焦燥感に繋がり、徘徊という形で現れていました。こうしたBPSDがある方の施設選びでは、単に設備が整っているだけでなく、スタッフがご本人の「動きたい理由」に寄り添い、否定せずに見守ることができるかどうかが、生活の質を左右する大きなポイントとなります。

手厚い見守りが生んだ平穏。施設での新しい生活とお母様の変化

相談員西村

入居後、スタッフの温かい見守りと交流によりお母様の徘徊が落ち着き、ご家族も介護負担から解放され、穏やかな気持ちで面会ができるようになった変化を報告します。

温かい受け入れと環境への適応

入居後、お母様は少しずつ新しい環境に馴染んでいかれました。最初は場所の誤認から他の入居者様のお部屋へ入ろうとしてしまうこともありましたが、施設のスタッフの方々は「今は慣れるまでの大切な時期ですから」と温かく受け止めてくださいました。

1階の共有スペースで過ごす時間を増やすことで、スタッフや他の入居者様との交流が生まれ、ご家族を探して歩き回る回数も少しずつ落ち着いてきたと報告を受けています。施設側が一人ひとりの状態に合わせた見守りプランを立て、柔軟に対応してくださったことが、大きな安心感に繋がりました。

家族全員が取り戻した穏やかな日々

ご主人からは、「施設に入ってから妻の表情が穏やかになり、私も夜にぐっすり眠れるようになりました」という感謝の言葉をいただきました。長女様や長男様も、これまでは「いつ電話がかかってくるか」「いつ徘徊の連絡があるか」と気が休まらない日々を過ごしていましたが、現在は「プロに任せている」という安心感のもと、穏やかな気持ちでお母様の面会へ行けるようになっています。施設側も、お母様のこれまでの経歴を尊重し、レクリエーションの場でも一人の女性としての尊厳を大切にした関わりを続けてくれています。

認知症のケアに正解はありませんが、ご家族だけで抱え込んでいた「不安」が、施設の専門的な「見守り」に置き換わったことで、家族全員の生活が再建されました。

主介護者であったご主人様も退院され、今では穏やかにお母様の様子を施設に聞きに行けるようになっています。困難な状況であっても、適切なタイミングで適切な場所を選ぶことが、ご本人とご家族の幸せを繋ぎ止める鍵になるのだと、今回の事例を通じて改めて実感しました。

笑がおで介護紹介センターがお手伝いできること

相談員西村

当センターが提供する、施設のリアルな見守り体制の把握、緊急時の多角的な解決策の提示、ご本人の尊厳や人柄を施設へ正しく伝える役割についてご紹介します。

専門的な「見守り体制」を見極める確かな目

認知症の症状は一人ひとり異なります。私たちは、単なる「認知症受け入れ可」というデータだけでなく、その施設が夜間にどのような体制で、どのような対応(否定しないケアや環境調整など)を行っているかを熟知しています。ご本人の症状に最も合致する「守り手」を、数ある施設の中から選定します。

緊急時でも安心できる「多角的な解決策」の提示

在宅介護が限界を超え、即座に入居が必要なケースでも、慌てずに最適な道を探ります。今回のレスパイト入院の提案のように、医療機関と介護施設をスムーズに繋ぐコーディネートを行い、ご家族が孤立しないよう、入居完了まで並走し続けます。

本人の「尊厳」を施設へ伝えるコミュニケーション

ご本人がこれまでどのような人生を歩み、何を大切にしてきたか。その情報を施設に丁寧に伝えることで、入居初日から「一人の大切な入居者」としての質の高いケアが始まります。私たちは、ご家族の想いを施設のスタッフに正しく届ける翻訳者の役割を担います。

担当相談員 西村より、施設探しでお悩みのあなたに

相談員西村

介護をプロと分担することは家族の愛情を保つために必要な選択です。一人で抱え込まず、お互いが笑顔で過ごせる未来を一緒に見つけましょう。

介護をプロと分担するという選択

認知症の介護は、愛情が深ければ深いほど、ご家族が自分自身を追い込んでしまいがちです。「もっと頑張れるはず」「母を施設に入れるなんて」という罪悪感に苛まれる方も少なくありません。しかし、介護はプロと分担することで、初めて「家族としての愛情」を注ぎ続けることができるようになります。

お母様のように活動的な認知症の方にとって、最も必要なのは「制限」ではなく「適切な見守り」です。ご家族が眠れない夜を過ごすのではなく、プロのサポートを得て、お互いが笑顔でいられる時間を増やすこと。そのお手伝いをすることが、私たちの使命です。

「笑がおで介護紹介センター」の強みと想い

私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。

今回の事例のように、お客様の抱える複雑なニーズを深く理解し、医療と生活の楽しみを両立できる最適な施設を、徹底した情報収集ときめ細やかな調整力を活かしてご提案いたします。

ホームページには載っていない「生の情報」や長年の経験から培った交渉力、柔軟な発想を活かし、あなたのお悩みに寄り添います。

「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。

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この相談事例の担当相談員

相談員西村

笑がおで介護紹介センター/兵庫エリア担当
相談員西村(にしむら)

兵庫エリアを担当しております西村です。元経営者のお母様の尊厳に寄り添い、在宅介護の限界に直面したご家族をサポートいたしました。レスパイト入院の活用や、手厚い見守り体制のあるサ高住へのスピーディーな入居調整により、ご家族全員が平穏な生活と笑顔を取り戻すお手伝いをいたします。

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