【相談事例】重度認知症でデイ拒否の父。安心できる堺市の施設探し:堺エリア D相談員 vol.22

住み慣れた自宅で暮らし続けたいという願いは、誰もが持つ自然な感情です。しかし、認知症の進行によって、ご本人が気づかないうちに日常生活に危険が及び、ご家族だけでは支えきれなくなるケースは少なくありません。
今回は、お身体は非常にお元気で身の回りのこともご自身でできる一方で、認知症の進行による幻視や妄想、あるいは火の不始末から在宅生活が限界に達してしまったお父様の事例をご紹介します。ご本人の自尊心を傷つけず、どのようにして安心できる施設への入居をお手伝いしたのか、そのプロセスを詳しくお伝えします。
認知症の症状がある方の施設探しにお悩みの方にとって、一つの解決策となる事例です。
1. ご相談の背景
ご入居者 |
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ご相談者 |
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相談時の状況 |
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ご要望・条件 |
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2. 家族の限界を救った「本人の想い」を否定しない施設提案
2.1 在宅介護の限界と「納得感」を生む施設選び
ご相談をいただき、私はまず長男様のお話をじっくりと伺いました。お父様のように「身体能力は維持できているが、認知症が進行している」というケースは、実は施設探しにおいて非常に細やかな配慮が必要です。なぜなら、お元気であるがゆえに「閉じ込められている」という被害意識を持ちやすく、また周囲からも「なぜこの人が施設に入るのか」と誤解されやすいためです。
そこで私は、堺市内にある住宅型有料老人ホームをご提案しました。ここは、認知症ケアに力を入れつつも、ホテルのような清潔感があり、お元気な方が自分らしく過ごせる環境が整っています。長男様ご夫妻と一緒に見学へ行き、施設の雰囲気やスタッフの対応を確認していただいたところ、「ここなら父も落ち着いて過ごせるかもしれない」と納得していただくことができました。
しかし、最大の問題は、お父様ご本人をどう説得し、入居まで導くかという点でした。お父様は非常に警戒心が強く、「自分はどこも悪くない、家を出るつもりはない」と一点張りだったからです。私は長男様と連携し、お父様の自尊心を保ちながら、安心感を与えるためのプロセスを考えました。
2.2 本人の世界観に寄り添う入居への説得プロセス
入居当日、私は施設長とともにご自宅へ伺いました。案の定、お父様は「あんたたちは誰だ、勝手に入るな」と強い不信感を示しました。そこで私たちが取った手法は、お父様が固く信じていた「海外の名医の往診」というお話に合わせることでした。
「お父様、お医者様が来る前に、まずは設備が整った場所で目の検査をして準備をしましょう。先生もそこへ来るよう手配していますよ」と、お父様の世界観を否定せず、むしろそれを実現するためのステップとして施設を提示したのです。
また、道中の車内でもお父様は「この道は病院へ行く道じゃない」と鋭い指摘をされましたが、私は「今日は特別な施設へ向かう道ですから」と丁寧に、そして誠実に応対し続けました。施設側も万全の体制を整えてくれており、もし玄関で帰宅願望が強く出た場合は、施設長が付きっきりで対応する覚悟で待機してくれました。
※用語解説:認知症の周辺症状(BPSD):
BPSDとは、認知症に伴う「行動・心理症状」のことで、妄想、幻視、徘徊、攻撃的言動などが含まれます。お父様のようなADLが自立している方は、身体的な介助は不要であっても、近隣トラブルなどのリスクが非常に高くなります。こうした状況では、一般的な施設ではなく、認知症の心理的背景を理解し、適切に受け流したり共感したりできる熟練したスタッフがいる施設を選ぶことが、入居継続の鍵となります。
3. 入居後の生活とご家族の安堵
入居直後は、激しい帰宅願望や混乱が予想されました。しかし、2日後に私が施設へ確認の連絡を入れたところ、驚くべきことに、お父様は非常に穏やかに過ごされているとのことでした。
あんなに執着していた「深夜の玄関待ち」や「名医の来訪」についても口にすることがなくなり、他の入居者様と一緒に談笑されているというのです。これには長男様も大変驚かれ、「あんなに苦労していたのが嘘のようです。もっと早く相談すればよかった」と、心から安堵した表情でおっしゃってくださいました。
振り返ってみると、お父様の行動は、実は孤独や将来への不安、そして「誰かに分かってほしい」という寂しさからくるSOSだったのかもしれません。施設という、常に誰かの気配があり、専門スタッフが優しく寄り添う環境が、お父様の心のトゲを溶かしてくれたのだと感じました。
今回の事例のように、認知症による拒否がある場合でも、ご本人のプライドを尊重した「伝え方」と、その想いを受け止めてくれる「施設側の協力」があれば、円満な入居は十分に可能です。
4. 「笑がおで介護紹介センター」がお手伝いできること
認知症の周辺症状に合わせた最適な施設マッチング
認知症と一言で言っても、症状は一人ひとり異なります。物取られ妄想、徘徊、幻視など、その方の症状特性に最も適したケア体制を持つ施設を、豊富なデータベースから厳選してご提案します。
ご本人のプライドを傷つけない「入居プロセス」の設計
無理やり連れて行くのではなく、ご本人が納得して一歩を踏み出せるよう、どのような言葉をかけ、どのような準備をすべきか、プロの相談員が作戦会議から当日の送迎までトータルでサポートします。
家族だけでは抱えきれない「心の負担」の軽減
近隣トラブルや火の不始末など、家族だけでは解決できない問題に対し、第三者である相談員が入ることで、客観的な視点から解決策を提示します。ご家族が「介護者」ではなく、一人の「家族」に戻れるようお手伝いします。
5. 担当相談員 Dより、施設探しでお悩みのあなたに
今回の事例は、お元気だからこそ介護の必要性に気づきにくく、家族だけで抱え込んでしまった典型的なケースでした。
認知症の方は、時として私たちの想像を超える世界の中にいらっしゃいます。その世界を否定するのではなく、一度受け入れた上で、専門的なケアへとつなげていくことが、ご本人とご家族双方の幸せにつながると確信しています。
私たち「笑がおで介護紹介センター」は、ただ施設をご紹介するだけではありません。
今回の事例のように、お客様の抱える複雑なニーズを深く理解し、医療と生活の楽しみを両立できる最適な施設を、徹底した情報収集ときめ細やかな調整力でご提案します。
ホームページには載っていない「生の情報」や長年の経験から培った交渉力、柔軟な発想であなたのお悩みに寄り添います。
「もう無理だ」と諦める前に、まずは一度「笑がおで介護紹介センター」にご相談ください。あなたの「正解」を一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。
この相談事例の担当相談員

笑がおで介護紹介センター/堺エリア担当
相談員D(ディー)
認知症への深い理解に基づき、ご本人の自尊心や世界観を尊重した繊細な入居プロセスを設計いたします。単に施設をご案内するだけでなく、ご家族が「介護者」から「大切な家族」に戻れるよう、状況に寄り添った最適な解決策をご提案いたします。
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