老人ホームの面会ルール|予約は必要?時間・頻度・差し入れマナーを解説

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老人ホームの面会ルール|予約は必要?時間・頻度・差し入れマナーを解説

老人ホームの面会は、現在「事前予約制」が一般的です。

インフルエンザなどの流行期を除き「直接面会」が基本ですが、多くの施設では引き続き「15分程度の時間制限」や「2名までの人数制限」といった独自のルールが設けられています。

この記事では、現在の老人ホームにおける最新の面会ルール、予約の必要性、適切な頻度やマナー、差し入れの注意点までを解説します。

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老人ホームの面会ルール・マナー

面会に関する規定は、施設によって異なります。まずは、面会のときに押さえておきたい規則やマナー3点を紹介します。施設ごとの規則を前もって確認したうえで入居者に会いに行きましょう。

面会の事前予約について

多くの場合、家族であっても当日いきなり施設に行くことはできません。あらかじめ予約が必要な理由は3つあります。

1つ目が、感染症の拡大を防ぐ観点からです。事前に連絡をしてもらい、検温や体調のチェックを毎日してもらうことで、施設内での感染の広がりを抑えています。

2つ目が、入居者の予定をスケジュール通り進めるためです。入居者は1日に、ケアやリハビリ、食事など、さまざまなスケジュールが組まれています。予定通りに進めるためにも、予約制にすることで、スケジュールが空いている日時に面会を入れられます。

3つ目が、セキュリティの強化です。過去に不審な人物が介護施設に侵入した事件が起こったことがありました。事前に入居者とどのような関係か確認を取るなど、セキュリティを強化する意味で事前予約制を導入する施設も増えています。前もって連絡をしていないと面会を断られてしまう可能性もあるので注意しましょう。

職員や入居者への手土産について

面会時にお土産を手渡したい場合、「入居者にはなにをあげたらよいか」「老人ホームに挨拶の意味を込めて手土産を持って行くべきなのか」と悩まれる方も多いでしょう。

まず、入居者に手土産を持って行く場合、お菓子などの食べ物よりも小物がおすすめです。なぜなら、入居者によっては塩分や糖質など、食事を制限されている方がいるからです。日常的に買い物に行けない方も多いので、普段使える小物などが喜ばれるでしょう。たとえば、寒い季節であれば、暖かいルームソックスやひざ掛け、暑い季節であれば、冷感タオルやハンディタイプの扇風機などはいかがでしょうか。手芸や塗り絵など趣味のものや季節を感じられる花などは1年を通して喜ばれます。

また、お世話になっている施設のスタッフになにか渡したいという気持ちがある方もいると思いますが、本来は必要ありません。施設によって、手土産の受け取りに関する考え方は異なり、場合によっては断られてしまうケースもあります。どうしても持参したいという場合は休憩時間に食べられるお茶菓子など、施設側に負担のないものにしましょう。

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基本的な感染対策について

老人ホームには、高齢で基礎疾患があるなど、感染症に対して重症化リスクの高い方が多く入居しています。まず、重症化しやすい新型コロナウイルスやインフルエンザが周りで流行っているときは、面会を避けることが大切です。

面会に行く場合は検温や不織布マスクの着用など、万全な感染対策を行いましょう。発熱していなくても、せきやのどの痛みなどの症状がある場合は、面会を中止してください。

また、面会中も、大声での会話は控える、できるだけ飲食をしないようにする、十分に換気するなどの対策を行うのも重要です。面会時間も10分~15分など制限されている場合があります。面会後にせきや発熱などの症状が見られた場合は、すみやかに施設に連絡しましょう。

老人ホームの面会時間・頻度

面会は入居者と面会者の大切なコミュニケーションの時間ですが、どのくらいの時間帯に、どれくらいの頻度で行ったらよいのでしょうか。老人ホームの面会時間と頻度について解説します。

面会時間の目安

老人ホームによって面会時間はさまざまですが、基本的には午前9時~午後7時の時間帯に設けている施設が多いようです。新型コロナウイルスを始めとする感染症の状況によっては、1日のうち1時間、もしくは面会禁止としている場合もあるのであらかじめ聞いておきましょう。

長い時間面会が許可されている場合、面会におすすめの時間帯は午後3時~午後5時、または午後6時~午後7時です。入居者の昼ご飯や夜ご飯の片づけ、イベントが終了している時間帯であるため、ゆっくりと面会できます。

反対に避けたほうがよいのが、リハビリや食事、巡回の時間です。入居者や介護をする側にとって欠かせない時間であるため、施設に確認をとり、なるべく違う時間に行くようにしましょう。

また、面会時にはどうしても長く話したくなるかもしれません。しかし、長時間の滞在は元気な方でも疲れてしまいます。滞在時間は当日の体調を見つつ、眠たそうな表情や言葉が少なくなってきたなど変化が見られたら、面会を終えるようにしましょう。

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面会頻度の目安

面会の頻度の目安は1ヵ月に1度以上といわれています。入居者の多くは新しい生活に戸惑い、入居したばかりの時期は寂しさを感じます。また、新しい関係を築いていくにも時間がかかるので最初はストレスを抱えがちです。入居後しばらくは最低でも1ヵ月に1度以上、できれば週に1度ほど顔を見せに行くと安心してもらえます。

入居者は1日をほぼ室内で過ごすため、面会の時間は施設外と関わりをもつ大切な機会です。また、面会で家族や知り合いと話すと、症状の進行を遅らせることにつながります。入居してから時間が経っても、定期的な面会を大切にしましょう。

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老人ホームにおける面会の種類

新型コロナウイルスの感染拡大前、老人ホームでの面会方法は直接会う形式がメインでしたが、コロナ禍を経て多様化しました。オンラインでの面会を続けているところもあれば、直接面会できるようになっている施設もあります。面会する施設がどんな形式をとっているのか事前に確認しましょう。

ビデオ通話を利用したオンライン面会

コロナ禍に多くの施設で導入されたのが、zoomやLINEなど、ビデオ通話を利用したオンライン面会です。直接会わないので感染の心配がありません。離れた場所に住んでいても気軽に面会できるため、オンライン面会は一気に広がりを見せました。時間や場所を選ばないオンライン面会は、新型コロナの感染状況が落ち着いたあとも、面会方法の1つの選択肢として導入している施設も多くあります。デジタル技術を使った新しい面会方法は、入居者にとってもよい刺激になり、楽しく過ごせるかもしれません。

同じオンライン面会でも、施設を訪問し、用意されたタブレットなどで面会する方法もあります。入居者と直接会わないため、こちらも感染のリスクはありません。ただ、施設を訪れるときに、マスクの着用や検温など感染対策を求められる場合があるので、ルールはしっかり守りましょう。

窓ガラス越しでの面会

窓ガラス越しで入居者と対面し、電話などを使って面会する方法です。施設の外と中にはなりますが、顔を見ながら話せるのがメリットです。直接接触しないため、オンライン面会と同様に、コロナ禍に多くの施設で導入されました。新型コロナウイルスが5類に移行されたあとも、インフルエンザなどの感染症が流行している時期は、窓ガラス越しの面会を行っている施設もあります。

同じ空間で過ごす直接面会

直接面会は、入居者の居室や面会のための部屋など、入居者と面会者が同じ空間で過ごす面会形式です。パーテーションが設置されているケースもありますが、感染状況次第では仕切りがない施設もあります。

直接面会のよさは、やはりお互いの顔を直接見られて、声を直接聞けることです。表情を近くで確認できるので、コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

しかし、ほとんどの施設では、親族のみ、1回の面会につき2人までなど、感染を防ぐための規則が設けられています。同じ空間で過ごす直接面会の規則は厳しい傾向にありますが、直接会える安心感は入居者にとっても面会者にとっても大きいでしょう。

老人ホームで面会を拒否されるケース

入居者や施設とトラブルがある場合、または、感染拡大状況によっては、老人ホームで面会を拒否される場合があります。面会が拒否される3つのケースについて解説します。

ケース①面会者に問題がある

面会者に問題がある場合、家族であっても面会を断られるケースがあります。たとえば、施設のスタッフに対して暴言を吐いたり、嫌がらせをしたりするなどです。入居前に虐待があった場合も面会を拒否される場合があります。

ケース②面会制限がかけられている

入居前に親族間や人間関係でトラブルがあった場合は、面会制限をかけることがあります。面会によって、施設内でのトラブルを避けるためです。身元引受人の家族が施設側に依頼して、特定の人に面会させないようにするケースもあります。

ケース③感染症が流行している時期

新型コロナウイルスやインフルエンザが流行している時期は、面会を禁止する施設もあります。高齢者は免疫力が弱いため、菌を持ち込むと感染が拡大する可能性があるからです。実際にコロナ禍では多くの老人ホームでクラスターが発生しました。

数ヵ月間、直接面会できないと寂しさを感じるかもしれませんが、オンライン面会などを導入しているケースも多いので、積極的に活用しましょう。

老人ホームの面会は施設の規則を守って

いかがだったでしょうか。老人ホームの面会規則やマナーについて解説してきました。どんな面会方法があって、どんな決まりがあるのかご理解いただけたと思います。

コロナ禍を経て面会の選択肢は増えました。直接面会できる施設も厳しい規則を設けている場合があります。しかし、入居者と面会することは、安心につながるだけでなく、症状の進行を遅らせるといった効果も期待できます。施設ごとの決まりをしっかり守ったうえで、楽しく安全に面会しましょう。

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このコラムの監修者

花尾 奏一(はなお そういち)

保有資格:介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士

有料老人ホームにて介護主任を10年 
イキイキ介護スクールに異動し講師業を6年
介護福祉士実務者研修・介護職員初任者研修の講師
社内介護技術認定試験(ケアマイスター制度)の問題作成・試験官を実施

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